教育業界ニュース

公立学校の廃校・延べ8,850校、東大約70年ぶり新学部…教育業界ニュースまとめ読み

 先週(2025年4月7日~4月11日)公開された記事には、公立学校の廃校・延べ数は8,850校、学校施設のバリアフリー化、東大・約70年ぶりの新学部などのニュースがあった。また、4月14日以降に開催されるイベントを8件紹介する。

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公立学校の廃校・延べ8,850校、東大約70年ぶり新学部…教育業界ニュースまとめ読み
  • 公立学校の廃校・延べ8,850校、東大約70年ぶり新学部…教育業界ニュースまとめ読み

 先週(2025年4月7日~4月11日)公開された記事には、公立学校の廃校・延べ数は8,850校、学校施設のバリアフリー化、東大・約70年ぶりの新学部などのニュースがあった。また、4月14日以降に開催されるイベントを8件紹介する。

教育ICT関連


姫路市と連携、中学生向けメタバース学習環境を提供開始
 monoAI technologyは2025年4月4日、兵庫県姫路市が推進するスマートシティ事業の一環として、2Dメタバースプラットフォーム「ZEP」を活用した新たな教育機会の提供を開始したことを発表した。市内の中学校5校で運用を開始しており、今後は対象校を順次拡大していく予定。

EDUCOMとバイザー、校務支援システムの連携開始へ
 EDUCOMの統合型校務支援システム「C4th」は2025年8月より、バイザーの教育現場向け連絡システム「すぐーる」との欠席連絡連携・アカウント情報連携を開始する。これまで先生が「すぐーる」上で確認し「C4th」に入力していた欠席情報を転記する業務などがなくなり、校務負担の軽減に貢献する。

すららネット、多様性に配慮し正誤判定音を刷新4/15より
 すららネットは、2025年4月15日より「すらら」「すららドリル」などの教材において、学習中の問題への解答に対する正誤判定音を刷新することを発表した。新しい正誤判定音は、音に敏感な子供たちにも配慮した設計で、学習意欲を喚起することを目的としている。

「昭和vs令和」新年度スペシャル座談会…Teacher's[Shift]
 先生の働き方改革を応援するラジオ風YouTube番組「TDXラジオ」は、Teacher’s[Shift]~新しい学びと先生の働き方改革~新年度スペシャルを2025年4月7日に公開した。パーソナリティ4人による座談会形式で「昭和」と「令和」の教育、学校のあり方の違いに迫る。

小学校向けデジタル教材「デジパル」4/18提供開始
 理想科学工業は、小学校向けデジタル教材「デジパル」の提供を2025年4月18日から開始する。教師がICTを活用した授業ですぐに使えるよう開発された教材で、小学1年生から6年生までの「国語・算数・理科・社会・図工・家庭科・生活・音楽・総合」の9教科54種類を用意している。オープン価格。

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文部科学省関連


公立学校の廃校、延べ数は8,850校…現存廃校の活用は7割超
 文部科学省は2025年3月31日、令和6年度(2024年度)公立小中学校等における廃校施設の活用状況(2024年5月1日現在)について公表した。2004年度から2023年度に発生した廃校の延べ数は8,850校で、都道府県別廃校発生数は小学校、中学校、高等学校などのいずれも北海道が最多だった。

学校施設のバリアフリー化、進捗と課題…文科相4/8会見
 あべ俊子文部科学大臣は、2025年4月8日に記者会見を行い、第66回科学技術週間の実施や学習資料「一家に1枚」(テーマ:量子と量子技術)の公表、学校施設のバリアフリー化の課題、学校における防犯カメラの設置について説明した。

「理数」探究基礎や教員研修の事例を公表…文科省
 文部科学省は2025年4月8日、高等学校学習指導要領で新設された教科「理数」について、開設や充実に向けての取組事例集を公表した。神奈川県など「理数探究基礎」や愛知県など「教員研修等」の事例を紹介している。

東京都、特別支援教育推進計画を公表…社会状況の変化に対応
 東京都教育委員会は2025年3月27日、「東京都特別支援教育推進計画(第2期)第3次実施計画」を公表した。都民から募集した意見などを反映させており、これまでの成果を踏まえながら、社会状況の変化に対応した施策を推進し、特別支援教育を充実させていく。

文科省、認定日本語教育機関に19件…計41機関
 文部科学省は2025年3月31日、日本語教育機関認定法に基づく認定日本語教育機関について、2024年度第2回目の認定結果を公表した。申請総数48件のうち、認定された日本語教育機関は19件。不認定は0件だったものの、申請中の取り下げが29件あった。

短期大学の役割と改革の必要性…文科相4/4会見
 2025年4月4日、あべ俊子文部科学大臣は記者会見で、進学動向の変化に伴う短期大学の在り方と、障害がある生徒の受験・入学に関する適切な対応について言及した。

イベント関連


公平で包摂的な幼児教育・保育…OECD白書第8部、シンポ4/18
 文部科学省は2025年4月7日、経済協力開発機構(OECD)による「OECD幼児教育・保育白書第8部幼児教育・保育への投資による不平等の是正」を公表した。4月18日にはオンラインでシンポジウムが開催される。

大学教職員対象、河合塾「大学入学者選抜改革セミナー」4/22
 河合塾は2025年4月22日、大学教職員を対象とした「大学入学者選抜改革セミナー」をオンラインで開催する。7回目となる今回は、大阪大学・神戸大学名誉教授の川島太津夫氏を招き、大学入試における多面的・総合的評価の果たす役割と、同評価の実践においてDX化が果たす役割について講演する。

性教育の教え方、新シリーズ公開…記念イベント4/19
 性教育の新たな学びの場として、ピルコンが運営するオンライン性教育ポータルサイト「ライフデザインオンライン」に新シリーズが公開された。今回は、アメリカのNGOであるPlanned Parenthoodが企画・制作した8つのコンテンツを日本語訳し、日本財団の助成を受けて提供される。教員の利用無料。

中高生向け学校対抗競技プログラミング「AtCoder Junior League 2025 Summer」
 中高生を対象とした学校対抗の長期コンテストリーグ「AtCoder Junior League 2025 Summer」が2025年4月から9月にかけて開催される。参加費無料。参加登録は2025年7月31日まで。Webサイトより行う。

マイナビ、中学生向けキャリア教育カードゲーム開発
 マイナビは、企業教育研究会と共同で開発した、キャリア教育のためのオリジナルカードゲーム教材「カードゲームで学ぶキャリア図鑑」を使用し、2024年7月より全国の中学校で出張授業を無償開催している。中学生の職業選択の視野を広げ、将来のキャリアについて考えるきっかけになるという。

オンラインで学ぶ「水の大切さ」小学生向け実施団体募集
 クリタグループと放課後NPOアフタースクールは2025年7月中旬~2026年3月、小学生が「水の大切さ」について体験しながら学べるオンライン型プログラムを開催する。「ろ過実験チャレンジ編」「なぞときサバイバル編」の2つの講座を提供予定。参加費無料。応募締切5月25日。

出張授業「ふれあい天文学」実施校を募集…国立天文台
 国立天文台は国内外の小中学校(4年生以上)を対象に、天文学や宇宙の授業を行う「2025年度ふれあい天文学」の実施校を募集する。講師は国立天文台の天文学者などで、出張授業だけではなく、オンライン授業も行う。申込締切は2025年5月31日。

オクリンクプラス新機能とは…Zoomセミナー5/8
 2025年5月8日、オクリンクプラスの大幅アップデートに関する詳細と授業での実践方法を紹介する「オクリンクプラスPOWER UPDATEセミナー」がZoomで開催される。セミナーでは、オクリンクプラスの新機能や授業での活用法について、教育現場での実践例を交えながら解説される予定だ。

その他


【先生の事情とホンネ】教育現場のリアルな自腹事情
 教育現場で日々奮闘されている先生へ。リシードは、現役の小学校教諭である松下隼司氏による連載「先生の事情とホンネ」を毎月掲載している。第2回のテーマは「先生の自腹」。

「自腹経験あり」100%、先生たちの自腹のホンネ【アンケート結果】
 リシードでは、教員の皆様を対象に、業務における「自腹」についてのアンケートを実施した。この記事では、アンケートの集計結果と先生方の声を紹介する。

東大、約70年ぶりの新学部「UTokyo College of Design」初年次は全寮制
 東京大学は、新たな教育課程「UTokyo College of Design」を2027年9月に開設することを発表した。学部長予定者は、東京大学大学院情報学環教授のMiles Pennington氏。
《藤本ゆう子》

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