EDUCOMの統合型校務支援システム「C4th」は2025年8月より、バイザーの教育現場向け連絡システム「すぐーる」との欠席連絡連携・アカウント情報連携を開始する。これまで先生が「すぐーる」上で確認し「C4th」に入力していた欠席情報を転記する業務や、「C4th」に登録したアカウント情報を「すぐーる」に再度登録する業務がなくなり、校務負担の軽減に貢献する。
統合型校務支援システムとは、教務系(成績処理、出欠確認、時数など)・保健系(健康診断票、保健室管理など)、指導要録などの学籍関係、学校事務系などの統合した機能を有するシステムのこと。
「C4th」は、先生の校務の効率化を支援するEDUCOMの統合型校務支援システム。クラウドあるいはオンプレミスで提供し、シェアNo.1(2023年10月12日MM総研調べ)の統合型校務支援システムとして、全国約500自治体、約1万の小中学校で利用されている。
「すぐーる」は学校・家庭・地域をつなぐことを課題として掲げ、「教職員の働き方改革」と「地域とともにある学校」に関連した教育現場の取組みを支援するための教育現場向け連絡システム。すぐーるを導入することで、教育現場で日々行われる各種の連絡業務を集約し、教職員・保護者の負担軽減、地域協力者との協働体制構築、地域学校協働活動の推進を促す。
「教職員と保護者間の連絡のデジタル化」は、文部科学省が学校および教育委員会において校務DXを推進する際に取り組むことが望ましい項目を整理した「GIGAスクール構想の下での校務DXチェックリスト」にあげられている。児童生徒の欠席・遅刻・早退連絡について、クラウドサービスを用い、PC・モバイル端末などから受け付け、学校内で集計することで、朝の忙しい時間の電話や連絡ノートの提出が不要となり保護者の満足度が向上するとともに、集計や連絡にかかる教職員の負担も大きく減ることが期待できるとされている。
今回、校務支援システムシェアNo.1の「C4th」と教育現場向け連絡システムとしてトップクラスのシェアをもつ「すぐーる」が連携することにより、多くの先生方の働き方改革推進に貢献する。
2025年8月以降は、「すぐーる」に保護者から送信された欠席連絡情報は「C4th」に連携される。「C4th」に登録された児童生徒・教職員のアカウント情報は「すぐーる」に連携される。ただし、連携のためには別途設定が必要となる。「C4th」および「すぐーる」を導入済みで連携希望の人は、EDUCOM担当者もしくは問合せフォームより連絡する。
EDUCOMでは、今後も他社システムとの連携を強化し、教育現場のDX促進に貢献していくとしている。