monoAI technologyは2025年4月4日、兵庫県姫路市が推進するスマートシティ事業の一環として、2Dメタバースプラットフォーム「ZEP」を活用した新たな教育機会の提供を開始したことを発表した。市内の中学校5校で運用を開始しており、今後は対象校を順次拡大していく予定。
monoAI technologyが提供するこのプロジェクトは、姫路市立中学生を対象にメタバース空間を活用した新しいオンライン学習環境を構築するもので、生徒ひとりひとりの学習意欲と基礎学力の向上、さらに不登校生徒を含むすべての生徒に対して教育機会の均等化を図ることを目的としている。2025年1月より市内の中学校5校にて運用を開始しており、姫路市立中学生の生徒を対象にオンライン学習環境を整備し、今後は対象校を順次拡大していく予定だ。
子供たちが「楽しく学ぶ」体験を通じて、自発的に学習へ取り組める環境を整えるため、2Dメタバース「ZEP」を学習プラットフォームとして採用した。プラットフォームは、GIGAスクール構想により生徒に配布されている端末をはじめ、一般的なPC、タブレット、スマートフォンなど既存のデバイスから簡単にアクセスすることができる。
また、直感的で使いやすい設計が施されており、子供たちがストレスを感じることなく、快適に利用できる環境が整っている。プラットフォーム内では、学習の進捗に応じてポイントを獲得できる仕組みを採用しており、達成感を得ながら学習を進めることが可能となる。
このような仕組みによって、学習自体を楽しみながら意欲的に取り組むことができる環境を実現している。今後のアップデートでは、さらなる機能の追加や学びを楽しむための新たな工夫を予定しており、姫路城など地域の文化的要素を取り入れ、地元への親しみを感じながら学べる独自の空間を目指す。
さらに個別授業やオンラインイベントを通じて、各生徒の学習ニーズに応じた柔軟なサポートを実施する予定だ。同社は、今後もメタバース技術を活用し、教育課題の解決や新たな学びの可能性を追求していく。また、教育機会の均等化を推進し、未来を担う子供たちの成長を支える仕組みを進化・拡充させることで、次世代の可能性を広げるサポートを続けていくとしている。