日本私学教育研究所は2026年3月、2025年度（令和7年度）に委託研究員として活動した教職員による研究成果を発表する「委託研究員研究成果報告会」を開催する。報告会は3月14日の大阪と3月21日の東京の2会場で実施され、私立学校関係者に加え、教員志望の大学生・大学院生の参加も受け付ける。
同研究所は、私学の中等教育を中心とした教育研究と教職員研修を担う機関として、「委託研究員制度」を設けている。この制度では、全国の私立学校から選ばれた30人の教職員が、1年間にわたり校務と並行して教育実践に関する研究に取り組む。報告会は、その研究成果を共有する場として毎年開催されている。
2025年度委託研究員による報告会では、学校種や教科の枠を超えた多様な研究テーマが発表される。探究学習、ICT活用、校務DX、生成AIの教育利用、不登校支援、STEAM教育、国際理解など、各委託研究員が私立学校現場での実践に基づき、教育現場の課題や可能性を多角的に捉えた研究成果を発表する。
報告会は、現職の私学教職員だけでなく、将来教員を目指す大学生・大学院生にも公開される。会場参加のほか、オンラインによるライブ配信の視聴も可能。参加費は無料。参加希望者は、メールまたはFAXにて事前に申し込む。教育現場の課題に関する実践的な取組みを知る機会となるほか、学生にとっても教育現場の最新の取組みやそこで働く教職員の姿を知る貴重な学びの場となる。
◆2025年度 委託研究員研究成果報告会
日時・会場：
・第1回…2026年3月14日（土）10:00～17:20／大阪ガーデンパレス（大阪市淀川区）
・第2回…2026年3月21日（土）10:00～17:20／ホテルグランドヒル市ヶ谷（東京都新宿区）
対象：私立学校関係者、教員志望の大学生・大学院生
参加方法：会場参加またはオンライン（ライブ配信）
参加費：無料
申込方法：申込書をメールまたはFAXで送付
申込締切：第1回 2026年3月6日（金）、第2回 2026年3月13日（金）
