先週(2025年5月12日~5月16日)公開された記事には、都立校で生成AI「都立AI」導入、メタバースと教育版マイクラで広がる子供たちの居場所、小学校襲撃、教職員への苦情対応策・持帰り業務の把握などのニュースがあった。また、5月21日以降に開催されるイベントを10件紹介する。
教育ICT関連
Wi-Fi接続は公立学校が上位に…リシード学校インターネット回線速度計測ランキング(2025年4月)
リシードでは、全国の教育機関が無料で使用できる「学校インターネット回線速度計測」サービスを提供している。この記事では、2025年2月1日から2月28日までの計測ログより、ダウンロード速度上位を紹介する。
メタバースと教育版マイクラで広がる子供たちの居場所…長野市の不登校支援
2025年2月13日にオンラインで開催された「Microsoft Education EXPO 2025」にて、長野市教育委員会の轟博和氏が登壇し、「メタバース空間で子どもたちの居場所を作る、教育版マインクラフトの活用」と題した講演を行った。
いつものOfficeに生成AI~県立高校でも活用広がる、校務DXの可能性
2025年2月13日、オンラインで開催された「Microsoft Education EXPO 2025」にて、愛知県立一宮高等学校の情報科教諭・鈴木淳子氏が登壇し、「いつものOfficeにも生成AI~Microsoft 365 Copilotで広がる校務DXの可能性~」と題した講演を行った。
ベンキュー「LEDプロジェクターLH750」5/20発売
ベンキュージャパンは2025年5月20日より、フルHD解像度で4LED光源を採用した高輝度5,000ANSIルーメンのLEDプロジェクター「LH750」を発売する。明るい会議室や教室でも明瞭に映像や資料を投影でき、置き場所を選ばないという。
ゼロトラストで実現する次世代校務DX…福井県の挑戦
2025年2月13日にオンラインで開催された「Microsoft Education EXPO 2025」。生成AI活用や次世代校務のDX化など先進的な取組みを行う教育委員会や学校の教職員が登壇し、実践事例を紹介した。福井県教育委員会の末永宏樹氏による「次世代校務 ゼロトラスト対応により校務DXを実現―福井県の挑戦」をレポートする。
教育データ活用から考える未来、学芸大附属小金井小の成果報告会
東京学芸大学附属小金井小学校が2025年3月2日に開催した「次世代の学校・教育現場を見据えた先端技術・教育データの利活用推進」成果報告会のようすをレポートする。
【EDIX2025】教育の情報化の最新動向「教員の授業研究がより大事に」学芸大教授 堀田氏
本記事では、2025年5月25日にEDIX東京にて実施された、東京学芸大学教職大学院教授の堀田 龍也氏によるセミナー「次期学習指導要領に向けた教育の情報化の最新動向」についてレポートする。
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文部科学省関連
部活を地域クラブへ…26年度から「改革実行期間」最終まとめ
スポーツ庁と文化庁は2025年5月16日、有識者会議を開き、地域クラブ活動のあり方について最終報告書を取りまとめた。「地域移行」という名称は「地域展開」に変更し、2026年度からの6年間を「改革実行期間」と位置付けることなどを盛り込んだ。
教職員への苦情対応策・持帰り業務の把握…文科相5/13会見
2025年5月13日、あべ俊子文部科学大臣が記者会見を行い、公立学校教職員への過剰な苦情や不当な要求への対応策、いじめ予防に向けた方策、教員の持ち帰り業務の把握手法、部活動内のいじめへの対応と部活動の地域展開について説明した。
小学校襲撃、給特法改正案の修正…文科相5/9会見
文部科学省のあべ俊子大臣は2025年5月9日、記者会見を行った。東京都立川市内の小学校に男性2人が侵入した事件、審議中である給特法改正案の与野党修正案、大型連休明けの児童生徒の自殺・不登校対策などについて語った。
イベント関連
プログラミング教育の最前線「コエテコEXPO」6月
コエテコ byGMOは2025年6月16日から18日、プログラミング教育の展示会「コエテコEXPO 2025」を開催する。有名大学の准教授やマインクラフト教育の専門家、民間企業のプログラミング教育関係者が登壇し、最新情報や課題解決に役立つノウハウを提供予定。
デジタル教科書推進へ第8回会議5/22…傍聴募集
文部科学省は2025年5月22日、第8回「デジタル教科書推進ワーキンググループ」を開催する。当日はデジタル教科書に係る当面の間の推進方策について議論する。傍聴希望者は5月21日正午までに傍聴登録フォームより申し込む。
ALSIセミナー「教育現場での生成AI活用どうする?」5/21
アルプス システム インテグレーション(ALSI)は2025年5月21日、オンライン視聴形式で「教育現場での生成AI活用どうする?」と題したセミナーを開催する。生成AIを授業に取り入れるためのポイントや効果的な活用法などを紹介する。参加費無料、事前登録制。
高校DXセミナー「社会とリンクしたPBLのすすめ方~STEAMの切り口、レーザーカッターの効果的活用」5/25・6/14
ファブデザインアソシエーションは、文部科学省の高等学校DX推進化事業の一環として「社会とリンクしたPBLのすすめ方~STEAMの切り口、レーザーカッターの効果的活用~」を2025年5月25日と6月14日に開催する。そのほかオンラインセミナーやレーザーカッター体験会も開催する。事前申込制。
徴収金業務を変える…学校PAYウェビナー5/31
2025年5月31日、オンライン形式で「学校PAY」によるウェビナーが開催される。特別ゲストとして、学校DX戦略アドバイザーであり現役の小学校校長でもある石井一二三氏を迎え、教育現場の最新事情やDX推進の重要性、学校の事務作業をどう効率化するかについて詳しく解説する。
国交省、小学生「図画コンクール」作品募集9/30まで
国土交通省は全国の小学1~6年生を対象に、2025年度(令和7年度)「国土と交通に関する図画コンクール」を開催する。テーマは、国土交通省の仕事に関係するもの。応募は2025年9月30日まで、原則、学校単位で受け付ける。
英検協会「指導助言力向上研修」全9回、オンライン・集合研修併用
日本英語検定協会は2025年7月5日から12月7日にかけて、全9回12日間の義務教育領域英語科担当指導主事を対象とした「指導助言力」向上研修を開催する。オンラインと集合研修を併用。募集人員は最大24名、応募締切は5月27日。
東京都、フリースクール支援…申請受付6/13まで
東京都は、学校生活になじめない子供が自分らしく成長できるよう、都内のフリースクール等を支援する「東京都フリースクール等支援事業」の2025年度新規申請を開始する。申請は5月26日から6月13日まで受け付ける。
全国自作視聴覚教材コンクール、応募締切6/6
日本視聴覚教育協会は、全国自作視聴覚教材コンクールの応募要項を発表した。応募締切は2025年6月6日で、入賞発表は同年9月に行われる予定だ。
大学の募集広報セミナー…SNS活用でブランド強化
ニットは、エフカフェ、KEIアドバンスと共同で、2025年5月23日と6月13日に大学の募集広報に特化したオンラインセミナーを開催する。効果的な募集広報戦略やデータに基づく入試動向、デジタルマーケティングの活用法など、実践的かつ包括的なノウハウを提供する。
その他
東京都、全都立校で生成AI「都立AI」導入
東京都教育委員会は2025年5月12日、全都立学校256校で生成AIサービス「都立AI」を活用した学習を開始すると発表した。対象となる児童・生徒は約14万人。生成AIを活用した授業や探究学習のほか、事務文書作成など校務でも活用する。