教育ネットは2025年8月20日、生成AIを正しく活用するための合言葉「AIうまい子」を掲げたポスターのデータ提供を無償で開始した。専用申込フォームから無償でダウンロードして利用することができる。
近年、学校現場でも生成AIの活用が急速に広がる一方で、著作権やプライバシーの侵害、誤情報の拡散などのリスクに対する正しい理解が求められている。このような状況を受けて、教育ネットは現職教職員や教育関係者の声を参考に、子供たちが生成AIを活用するうえで気を付けたい4つのポイントを整理し、その頭文字を使った合言葉「AIうまい子」をポスターにした。
子供たちが生成AIを活用するうえで気を付けたい4つのポイントは「うそをつくことがある」「まるうつししない」「いちどかんがえる」「こたえをきかない」。
この合言葉には「正解」を押しつけるのではなく、子供たち自身がAIとどう付き合うかを考えるきっかけにしてほしいという制作者の思いが込められている。また、学校や図書館、公共施設などに掲示することで、生成AIのより良い付き合い方について日常的に意識を高めてもらいたいという。
ポスターデータは、専用申込フォームから無償でダウンロード可能。今後、オンラインショップにて紙ポスターも販売予定。
教育ネットは、生成AI活用に関する児童生徒向けの出張授業や、教職員向けの活用研修も実施しており、現場の実情に寄り添った情報モラル教育を支援。学校における校務、学習を支援するためのチャット型AI「おたすけ学校AI」も提供している。