コードタクトの社内研究部門「教育総研」は、AIやデータ分析を活用した5つの実証プロジェクトを2025年に開始する。これらのプロジェクトは、全国5校と連携し、教育現場の課題を解決するための新たな可能性を探る取組みである。
教育総研は、教育工学や教育心理学の研究を行い、その成果をスクールタクトの機能に反映させ、現場の先生と児童生徒の学びを支えるサービスを提供している。2024年度には、AIを活用した協働学習やいじめの兆しを捉えるプロジェクトを展開し、教育的価値の創出に挑んできた。
2025年度のプロジェクトには、自己調整型の学びの育成支援や、教員の指導記録の分析、AIに対する不安の調査、学級内の人間関係の可視化、AIによる兆し発見と教訓支援が含まれる。これらの成果は、論文発表や機能実装を通じて教育現場に還元していくという。
スクールタクトは、AIとスタディログを活用し、リアルタイムに学び合いを可視化する授業支援クラウド。低速インターネットでも快適に動作し、児童生徒の学びと成長を支える機能を提供している。これまでに文部科学省や総務省などのICT教育の実証事業に採択され、2,500校以上に導入されている。
コードタクトは、「学び」を革新し、誰もが自由に生きる世界を創ることをミッションに掲げ、最先端のICTを通じて協働学習を支援することを目指している。