東京学芸大学は、教育者の主体的な学びのためのプラットフォーム「I Dig Edu(アイ・ディグ・エデュ)」のサービス開始1周年を記念して、9月から11月にかけて無料オンラインセミナーを開催する。テーマは「多様な学び」「探究的な学びの深化」「次期学習指導要領の核心」など。
「I Dig Edu(アイ・ディグ・エデュ)」は、東京学芸大学が提供する、教育者の主体的な学びのためのプラットフォーム。2025年7月にサービス開始から1周年を迎えた。登録者数はすでに3,000名を突破し、提供講座は180を超えるなど、教育現場からの注目と期待が高まっている。
今回、この節目を記念して、9月から11月にかけて無料オンラインセミナーを開く。テーマは「多様な学び」「探究的な学びの深化」「次期学習指導要領の核心」など、いずれも教育界で注目される課題がそろっている。
第1弾のセミナー「『教室』と『校内居場所』―多様な学びを考える」は、9月12日に開催。現在、不登校児童生徒の指導・支援が大きな転換期を迎えており、その1つとして学校内に従来の「教室」とは異なる「校内居場所」をつくる取組みが進められている。このセッションでは、新しい「校内居場所」の動向や機能、指導・支援の具体的内容にも触れながら、多様な学びを考える。
第2弾のセミナー「民間人材の教育参画による探究的な学びの深化」は、10月21日に開催。35人の個性化した探究的な学びを1人の教員が支援することの可能性や、「やらされ探究」や「探究放置」が現れるリスク、情報技術を活用することで探究の質が深まるかどうかなど、さまざまな問いを手掛かりに、探究的な学びに参画しようとする民間人材の思いを起点として、質の高い学びの実現について語りあう。
第3弾のセミナー「『中核的な概念』と『教育課程の弾力化』~次期学習指導要領に向けて議論されていること」は、11月26日に開催される。次期学習指導要領の根幹的な考え方である「中核的な概念」と「教育課程の弾力化」については、それぞれが個別に語られるのではなく、関連づけられて語られており、その関係性に注目する必要がある。セッションでは具体的な事例を起点に、どのような議論がなされ、どのような実現が求められているのかを語りあう。
いずれも参加無料。「I Dig Edu」Webサイトから申込みを受け付ける。
◆第1弾「『教室』と『校内居場所』―多様な学びを考える」
日時:2025年9月12日(金)16:00~17:00
形式:オンライン
申込締切:2025年9月9日(火)
参加費:無料
申込方法:Webサイトより
◆第2弾「民間人材の教育参画による探究的な学びの深化」
日時:2025年10月21日(火)16:00~17:00
形式:オンライン
申込締切:2025年10月19日(日)
参加費:無料
申込方法:Webサイトより
◆第3弾「『中核的な概念』と『教育課程の弾力化』~次期学習指導要領に向けて議論されていること」
日時:2025年11月26日(水)16:00~17:00
形式:オンライン
申込締切:2025年11月23日(日)
参加費:無料
申込方法:Webサイトより