東京都教育委員会は2026年4月23日、「次世代の学びの基盤プロジェクト」の一環として、デジタルとリアルを融合した新たな教育スタイルを導入すると発表した。2028年4月から、新宿・国分寺・駒場の都立高校3校を実施校として重点的に展開する。
2025年度にスタートした「次世代の学びの基盤プロジェクト」は、デジタルとリアルの学びを最適に組み合わせ、都立高校の学びのあり方を抜本的に見直す取組み。生徒が学びを主体的に選択する「自己デザイン力」や、興味関心に応じて創造的・協働的に学ぶ力を育み、世界で活躍できる「自立した学習者」の育成を目標に、AIやグローバル・リーダーの知見を生かし、「DX」「教員・組織」「制度」の3つの観点から改革を進めている。
新たな教育スタイルでは、学習指導要領の枠を超えた先進的な学びを展開。生成AIやデータサイエンスなどのデジタル教材に加え、専門家による指導や国際交流などの実体験を組み合わせる。さらに、LMS(学習管理システム)を活用し、教員が学習状況を把握しながら主体的な学びを支援する体制を整える。
今回、実施校として選定された新宿・国分寺・駒場の都立高校3校では、導入に向けた取組みを2028年4月から重点的に開始する。1年次から一部の生徒を対象に特別プログラムを実施するほか、探究学習は全生徒を対象に展開。2・3年次は各校の特色を生かした授業へと発展させ、段階的に拡充していく。入学後の学びのスタイルに応じた柔軟な授業実施が検討されており、年次を追って進めていく計画だ。
なお、実施校は、進学ニーズの多様化への対応や単位制の活用、これまでの進学実績に加え、地域バランスや交通アクセスなどを総合的に考慮して選定された。








