神奈川県は、県立高校改革実施計画(III期)の期間外に再編・統合する対象校(期外)を反映するため、III期計画の一部を改定する案を2025年9月30日に公表した。新たに舞岡と金井など8校を4校に再編・統合する。
県立高校改革実施計画(III期)は、2024年度~2027年度(令和6~9年度)を対象とした計画。今回、III期計画を一部改定し、計画期間外に再編・統合する対象校(期外)を反映させた。
新たに再編・統合の対象となったのは、舞岡と金井、茅ケ崎西浜と寒川、秦野総合と秦野曽屋、上溝南と相模田名の8校。統合校設置に向けて、寒川と秦野曽屋は、2028年度(令和10年度)以降の入学生の募集を停止。金井と相模田名は、2029年度(令和11年度)から入学生の募集を停止する。
統合後は、舞岡、茅ケ崎西浜、秦野総合、上溝南の敷地と施設を活用。舞岡と茅ケ崎西浜、上溝南には全日制の課程(普通)、秦野総合には単位制による全日制の課程(総合)を置く。統合の時期は、茅ケ崎西浜と秦野総合が2030年度(令和12年度)、舞岡と上溝南が2031年度(令和13年度)。新校の校名については、今後検討される。
県立高校改革実施計画(III期)ではこれまで、2026年度に田奈と麻生総合を再編統合し、新校を設置する計画のほか、小田原城北工業と大井を統合(小田原城北工業高校の敷地と施設を活用)する計画が示されている。また、2027年度は、旭と横浜旭陵(旭高校の敷地と施設を活用)、横浜桜陽と永谷(横浜桜陽高校の敷地と施設を活用)、藤沢清流と深沢(藤沢清流高校の敷地と施設を活用)の再編・統合を予定している。