先週(2026年8月31日~9月4日)公開された記事から、教育業界の動向を振り返る。次期学習指導要領案の授業時数・成績評価が変わる、全国学力テスト指導改善説明会の動画公開、世界トップレベル大学院教育拠点に神戸大などのニュースがあった。また、9月7日以降に開催されるイベントを3件紹介する。
教育ICT関連
DXハイスクール事例集を公開、農業DX・半導体人材育成など3校を紹介
文部科学省は2026年8月20日、2026年度(令和8年度)DXハイスクール事例集を公開した。公立・私立1,249校が採択された同事業で、農業DXや半導体人材育成、メタバースを活用した農産物販売など、3校の特色ある取組みを紹介している。
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文部科学省関連
不就学の外国人の子供900人、文科省が支援へ改訂指針を通知
文部科学省は2026年8月28日、外国人児童生徒等の就学の促進について通知した。「外国人の子供の就学促進および就学状況の把握等に関する指針」(2020年)を改訂したもので、外国人児童生徒等の就学状況の把握や、就学案内等の徹底、不就学の子供への支援、学校への円滑な受入れなどについてまとめている。
文科省2027年度概算要求8.7兆円…強く豊かな日本投資枠2.1兆円
文部科学省は2026年8月28日、2027年度文部科学省概算要求等の発表資料一覧を公表した。一般会計の要求・要望額は8兆7,750億円で、2026年度予算額から2兆8,941億円増。このうち「強く豊かな日本」投資枠として2兆1,830億円を盛り込んだ。
カスタマーハラスメント、10/1義務化で学校向け指針
文部科学省は2026年8月28日、「学校と保護者・地域住民等とのより良い関係構築のためのガイドライン」を作成し、公表した。10月1日から「カスタマーハラスメント」への対応が事業主の義務として位置付けられることを踏まえ、学校設置者向けに方針の明確化や相談体制の整備など、求められる対応を解説している。
次期学習指導要領案、授業時数・成績評価が変わる…情報活用能力が学びの基盤
文部科学省は2026年8月31日、次期学習指導要領等に向けた審議まとめ(素案)を公表した。情報活用能力を学びの基盤として強化し、授業時数の柔軟化や学習評価の見直し、国語・外国語教育の改善などを盛り込んだ。2030年度以降、順次全面実施する。
女性の教育委員ゼロは24自治体、文科省が現状調査結果を公表
文部科学省は2026年8月31日、令和6年度(2024年度)間における「教育委員会の現状に関する調査」結果を公表した。総合教育会議では、大綱の策定のほか、学力に関する施策、不登校対策、学校における働き方改革などさまざまな内容が取り上げられていることがわかった。
文科省「日本語教育支援総合パッケージ」公表
文部科学省は2026年8月28日、「秩序ある共生社会の実現に向けた日本語教育支援総合パッケージ」を公表した。日本語指導が必要な児童生徒が急増する中、日本語教育支援を抜本的に強化するための施策を国が主導して進めていく。
AIMS参加大学に茨城大など9大学を選定…文科省
文部科学省は2026年9月1日、Asian International Mobility for Students(AIMS(エイムズ))Programme参加大学選定の審査結果を公表し、茨城大学など9大学を選定した。
高専の機能強化へ、新設促進や予算拡充…中間整理を公表
文部科学省の「高等専門学校の機能強化に関する検討会」は2026年8月28日、中間整理を公表した。「量的拡大」「質的向上」「国際通用性の確保」という3つの観点から、機能強化に向けた取組みを整理し、公私立高専の新設促進、運営費交付金予算の拡充、学位授与を可能とする制度の整備などを盛り込んでいる。
【全国学力テスト】指導改善説明会の動画公開…小中5教科を解説
国立教育政策研究所は、2026年8月19日と20日にWeb形式で開催した「2026年度全国学力・学習状況調査の調査結果を踏まえた学習指導の改善・充実に向けた説明会」の説明動画を公開した。小学校国語・算数、中学校国語・数学・英語の各教科について、学習指導の改善・充実のポイントを動画で確認できる。
文科省、26年度「ダイバーシティ研究環境実現」に佐賀大を選定
文部科学省は2026年9月2日、2026年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ」の新規取組機関として、佐賀大学を選定した。今回選定されたのは「女性リーダー育成型」1件で、女性研究者の上位職登用を推進する取組みを補助金により支援する。
学術研究の大型プロジェクト「ロードマップ2026」12計画を公表
文部科学省は2026年8月31日、「学術研究の大型プロジェクトの推進に関する基本構想-ロードマップ2026-」暫定版を公表した。策定にあたり掲載計画の公募を行い、継続掲載を含む12計画を掲載している。正式版は後日公表する予定だという。
世界トップレベル大学院教育拠点、神戸大1件を選定…文科省
文部科学省は2026年9月3日、2026年度「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業」の選定結果を公表した。国公私立大学から10件の申請を受け付け、審査の結果、神戸大学の1件を選定した。
中央大295人増…2027年度の私大定員変更予定一覧
文部科学省は2026年8月28日、2027年度(令和9年度)からの私立大学等の収容定員の変更に係る学則変更予定一覧を公開した。私大8校・短大1校が収容定員の変更、うち中央大学など定員の増加などを予定している。
【大学受験2027】中央医療大など大学設置認可…学部設置は8校で認可
文部科学省は2026年8月28日、2027年度(令和9年度)開設予定の大学等の設置に係る答申について公表した。太田医療科学大学(群馬県)と中央医療大学(神奈川県)の私立2校は、大学設置を「可」とする答申がなされた。
【大学受験2027】修学支援新制度、対象校3,093校を公表
文部科学省は2026年9月2日、高等教育の修学支援新制度について、2027年4月からの対象機関リストを公表した。同制度による支援を受けるには、国が定める要件を満たした「対象校」であることが必要。進学希望校が対象となっているか、あらかじめ確認する必要がある。
国際地学オリンピック、日本代表4名全員メダル…灘高2名が金
地学オリンピック日本委員会と文部科学省は2026年8月28日、第19回国際地学オリンピックに参加した日本代表生徒4名が、金メダル2名、銀メダル2名の成績をおさめたと発表した。大会は8月20日から27日まで、イタリア・トリノで開催され、39か国・地域から151名が参加した。
【大学受験2027】東大、価値創造学部を新設…国立大入学定員9万6,356人
文部科学省は2026年8月28日、2027年度(令和9年度)国立大学の入学定員(予定)を発表した。学部の入学定員は前年度比20人減の9万6,356人。東京大学で価値創造学部価値創造学科(100名)が設置される。
イベント関連
次期学習指導要領とICT活用、駿台「Edu NEXT」9月より全国各地で開催
駿台教育センターは2026年9月14日より、教育関係者向けイベント「Edu NEXT」を全国で順次開催する。細田眞由美氏が次期学習指導要領を見据えた教育改革やICT・AI活用について講演を行う。参加無料、事前申込制。
教育の今とこれから…学芸大「I Dig Edu」2周年無料セミナー
東京学芸大学は2026年9月11日から、「I Dig Edu」2周年記念セミナーを3か月連続で開催する。インクルーシブ教育、探究活動、次期学習指導要領をテーマに、対面とオンラインで開催する。受講無料、第1弾の申込みは9月9日まで。
生成AI活用研修、10自治体を募集…ガイアックスが無償提供
ガイアックスは2026年10月から2027年3月にかけ、全国の教育委員会を対象に、講師を派遣して生成AIの活用やリスク対策を学ぶ無償の生成AI活用研修を各地で実施する。10自治体を募集し、オンラインでの事前すり合わせを行ったうえで、対面のワークショップ形式による講義と体験を無償で提供する。
その他
2027年度版の一家に1枚…テーマは「炭素」に決定
文部科学省は2026年9月1日、2027年度(令和9年度)版学習資料「一家に1枚」のテーマを決定したと発表した。第23弾となる2027年度版のテーマは「炭素 ~命と地球のすべてを形作る~」。2027年4月の科学技術週間に向けて制作し、全国の学校に配布する。
【教師への扉】教員採用試験における「多様な人材確保」の時代
「教師への扉」は、中学校・高等学校での教員経験を経て、現在は大学で教員養成に携わる渡辺朗生氏による寄稿。今回のテーマは、「教員採用試験における『多様な人材確保』の時代」。
イード・アワード2026「通信教育」満足度No.1が決定
イードが運営する教育情報サイト「リセマム」は、通信教育の顧客満足度調査を実施し、2026年9月1日にイード・アワード2026「通信教育」を発表した。







