文部科学省は2026年9月1日、2027年度(令和9年度)版学習資料「一家に1枚」のテーマを決定したと発表した。第23弾となる2027年度版のテーマは「炭素 ~命と地球のすべてを形作る~」。2027年4月の科学技術週間に向けて制作し、全国の学校に配布する。
学習資料「一家に1枚」は、国民が科学技術に触れる機会を増やし、科学に対する興味・関心を高めることを目的に、文部科学省が2005年から制作しているポスター形式の学習資料。毎年、4月に開催する科学技術週間にあわせて新たなテーマを取り上げている。
2027年度版「一家に1枚」のテーマは、「炭素 ~命と地球のすべてを形作る~」。松本洋平文部科学大臣は9月1日の会見で、炭素はあらゆる生命や物質を構成する重要な元素である一方、温室効果ガスの構成元素でもあることに着目してテーマを選定したと説明した。また、2027年は「京都議定書」採択から30周年を迎える年で、「グリーンエキスポ2027」の開催年でもあるため、地球環境問題への理解を深めてもらううえで意義のあるテーマとして決定したという。
企画・監修は、全国約200の大学が参画する「持続可能な社会を共創する大学等コアリション」と総合地球環境学研究所。大学等コアリションの関係者をはじめ、名古屋工業大学名誉教授 齋藤勝裕氏や京都大学大学院農学研究科 檀浦正子氏など、多くの有識者が企画制作を担う。
2027年度版学習資料「一家に1枚」は、2026年度末に完成の見込み。制作後は、小中学校や高等学校、大学などに配布するとともに、全国の科学館、博物館などを通じて広く配布する予定。なお、過去に制作された「一家に1枚」シリーズは、文部科学省の特設Webサイト「科学技術週間」で閲覧・ダウンロードできる。








