ガイアックスは2026年10月から2027年3月にかけ、全国の教育委員会を対象に、講師を派遣して生成AIの活用やリスク対策を学ぶ無償の生成AI活用研修を各地で実施する。10自治体を募集し、オンラインでの事前すり合わせを行ったうえで、対面のワークショップ形式による講義と体験を無償で提供する。
実施の背景として、DXハイスクールやN-E.X.T.ハイスクール構想などを受け、ガイアックスでは、全国の教育委員会や学校から生成AI活用に関する相談が多く寄せられているという。一方で、施策を具体化するには、生成AIの基本的な仕組みや学校での活用像、リスクと対応策について、関係者間で前提を共有しておく必要があるとする。これまで自治体とAI教育事業・学校DX事業に取り組む中で得た知見をもとに、ある教育委員会で域内の校長を対象とした研修を実施したところ、参加した学校から具体的な動きが生まれたため、同様の研修を全国へ広げる。
対象は全国の教育委員会。教育活動に取り組む自治体部署からの申込みにも対応し、子供政策、生涯学習、DX推進担当などをあげている。想定する参加者は、教育委員会の担当者に加え、校長、副校長、教頭などの管理職。私立学校および教育委員会を通さない単独校からの申込みは受け付けない。
募集数は10自治体。申込みは3回に分けて受け付け、1回目は9月15日締切、結果通知は9月16日、事前すり合わせは9月17日から。2回目は9月30日締切、結果通知は10月1日、事前すり合わせは10月2日から。3回目は10月15日締切、結果通知は10月16日、事前すり合わせは10月17日からとなる。応募多数の場合は抽選で、10自治体に達した時点で受付を終了する。なお、1自治体1回の実施となる。
実施期間は2026年10月から2027年3月。所要時間は90~120分で、90分の場合は最後の意見交換と質疑応答の時間がなくなるため、可能な限り120分での実施を推奨している。会場は各教育委員会が指定する場所で、同ガイアックスが講師を派遣する。費用は無料で、講師の交通費や宿泊費も同ガイアックスが負担する。
研修内容は、参加者の生成AI活用状況を把握するオープニングから始まり、全国の学校での活用事例紹介、実際の体験、リスクと対処法のケーススタディ、導入後のネクストアクション整理、振り返りと質疑応答で構成する。活用事例の紹介では、参加者自身が1~2事例を体験できる。リスクのパートでは、個人情報の取り扱い、著作権、誤情報(ハルシネーション)などを取り上げる。最後の整理では、学校や教育委員会に戻ってから何を始めるか、何を見直すか、どのようなルールを作るかを共有する。
ガイアックスが用意するのは、投影スライド、ワークシート、補足資料、講師用PC。一方、教育委員会側には、大型モニターまたはスクリーンとプロジェクター、講師および参加者の電源、参加者が当日使う生成AI의事前準備、事前資料の共有、自治体の生成AI活用ガイドラインの講師への事前共有、会場が広い場合のマイクやスピーカーの準備を求める。参加者特典として、スライドやワークシート、補足資料一式、研修のアーカイブ動画が提供される。
講師は吉川佳佑氏と澤村駿介氏。吉川氏はガイアックス教育事業部部長で、金沢大学先端科学・社会共創推進機構特任助教、文部科学省アントレプレナーシップ推進大使を務める。金沢大学教育学部出身で、地方の私立高校とN高等学校で7年間教員を務め、教務、総務、進路、探究、高大連携、学校DXなどを担当した。澤村は、ガイアックス教育事業部AI教育事業責任者で、広島市立大学大学院修了後、広島県庁に入庁し、高校生向けAI人材育成プログラム「ひろしまAI部」の立ち上げを担当した。
Q&Aでは、参加人数の下限を10人とし、上限は設けない。オンライン実施は可能だが推奨はしない。研修後に質問が集中することが多く、その時間を十分に確保しやすいのが対面だからとしている。内容の調整については、参加者のレベル感や自治体のガイドラインに合わせた対応は可能だが、大幅な変更には対応しない。また、同研修は基礎編のため、情報科教員やエンジニアが想定する専門的な質問には答えられない場合があるとしている。
当日の写真は同ガイアックスのWebサイトやSNS、事業紹介資料などで使用される場合がある。また、同ガイアックスは関連資料として、日常業務における生成AIの使い方を77事例にまとめた「学校の先生の生成AI活用術77選」も無償公開している。学校の教職員、自治体職員、教育委員会職員であれば無料でダウンロードできる。
◆生成AI活用研修「学校における生成AI活用の魅力とリスク、そしてその対処法」
日時:2026年10月~2027年3月(所要時間90~120分)
会場:各教育委員会指定の会場
対象:全国の教育委員会、教育活動に取り組む自治体部署
募集人数:10自治体
締切:1回目2026年9月15日(火)、2回目9月30日(水)、3回目10月15日(木)
※10自治体に達した時点で受付終了
参加費:無料
申込方法:専用Webフォームより申し込む








