教育業界ニュース

世界トップレベル大学院教育拠点、神戸大1件を選定…文科省

 文部科学省は2026年9月3日、2026年度「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業」の選定結果を公表した。国公私立大学から10件の申請を受け付け、審査の結果、神戸大学の1件を選定した。

教育行政 文部科学省
未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業 概要
  • 未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業 概要
  • 令和8年度 未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業  申請・採択状況

 文部科学省は2026年9月3日、2026年度「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業」の選定結果を公表した。国公私立大学から10件の申請を受け付け、審査の結果、神戸大学の1件を選定した。

 「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業」は、「徹底した国際拠点形成(国際化)」と「徹底した産学連携教育」の実施を通じて、豊かな学識と国際性、高度な実践性を身に付けた博士人材を育成する機能を高めることを目的とした事業。あわせて、組織内の資源配分の見直しなどを通じ、質の高い博士人材の増加を図る大学院教育拠点の形成を支援する。

 事業概要によると、生産年齢人口が減少する中、日本が国際的な競争力を維持・向上するには、生産性や価値創造性を高めるとともに、技術革新を生み出す人材の育成が不可欠だとしている。また、大学院教育の国際性を高め、産業界と積極的に連携することで、より多くの高度な博士人材の育成・輩出を図り、「博士=研究者」というイメージを変革していく必要があるとしている。

 支援対象となるのは、「徹底した国際拠点形成(国際化)」「徹底した産学連携教育」「組織改革・推進体制等の基盤構築」の各要素を含み、それらを一体として実現する将来構想。各大学は、10年後の大学院教育の姿と、そこに至るプロセスや具体的な取組みなどを示す「大学院改革ビジョン」を策定し、全学的改革に取り組む。

 2026年度は、4月6日から5月29日まで国公私立大学を対象に公募を実施した。申請件数は、国立大学6件、公立大学1件、私立大学3件の計10件。日本学術振興会に設置された「未来を先導する世界トップレベル大学院教育拠点創出事業委員会」における審査を踏まえ、採択事業を決定した。

 採択されたのは、国立大学の神戸大学による「科学技術革新博士人材育成のための国際協働・産学連携・異分野共創エコシステム構築」。採択件数は国立大学1件で、公立大学と私立大学の採択はなかった。事業実施期間は7年間。事業全体の2026年度予算額は19億円で、2026年度新規の初年度分は1億円程度とされている。

《畑山望》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top