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SINET、初等中等教育段階の効果を検証…文科省

 文部科学省は2022年5月11日、2021年度(令和3年度)初等中等教育段階のSINET活用実証研究事業について、成果報告会の動画や配布資料、発表資料等を公表した。SINETの技術的効果の検証結果、全国6か所の実証地域による教育的効果等を紹介している。

教育行政 文部科学省
SINETの強みを生かした大規模開催の実施形態・配信体制(愛知県岡崎市の発表資料)
  • SINETの強みを生かした大規模開催の実施形態・配信体制(愛知県岡崎市の発表資料)
  • 初等中等教育段階のSINET活用実証研究事業の位置づけ・目的
 文部科学省は2022年5月11日、2021年度(令和3年度)初等中等教育段階のSINET活用実証研究事業について、成果報告会の動画や配布資料、発表資料等を公表した。SINETの技術的効果の検証結果、全国6か所の実証地域による教育的効果等を紹介している。

 初等中等教育段階のSINET活用実証研究事業は、超高速の学術情報ネットワーク「SINET」の将来的な初等中等教育機関への開放に向けて、一定規模の学校数がSINETに接続した場合の高速大容量通信や同時接続による運用体制等について実証研究を行う取組み。

 2021年度の実証地域は、秋田県湯沢市教育委員会、神奈川県鎌倉市教育委員会、山梨県甲州市教育委員会、愛知県岡崎市教育委員会、熊本県八代市教育委員会、鹿児島県天城町教育委員会の6か所。

 文部科学省Webサイトでは、3月8日に開催した2021年度の成果報告会の動画を公開。「技術的効果の検証」としてSINETに接続する際の速度・品質・運用・コスト、「教育的効果の検証」としてSINETの特性を生かした授業・日常の取組みを通じた効果について検討・整理し、一斉アンケートによる効果測定結果、各実証地域の発表等を収録している。

 このうち、愛知県岡崎市教育委員会では実証校の小学校2校、中学校2校を含む67校で、約3万6,300台の端末をSINETに接続。自然科学研究機構(NINS)との連携によるオンライン・サイエンスセミナーにおいて、SINETの強みを生かした大規模開催の実施形態・配信体制で、双方向性を生かした参加型のクイズ・質問・アンケート等を実施。参加した児童生徒の90%程度が「実感のある学びができた」と答え、従前の対面式と遜色ない学びが可能であることがわかったという。

 その他、文部科学省Webサイトでは、成果物としてSINETのイメージをつかんでもらうための動画「SINET-効果的なSINET導入・運用・活用のポイントと事例」、SINET導入・運用・活用に関するパンフレットとガイドブックも公開している。
《奥山直美》

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