教育業界ニュース

教師向けChatGPTプロンプト、学芸大の学びプラットフォーム…先週の教育業界ニュースまとめ読み

 先週(2024年7月22日~7月26日)公開された記事には、教師のためのChatGPTホントに使えるプロンプト、東京学芸大・教育者の学びプラットフォーム発表などのニュースがあった。また、2024年7月29日以降に開催されるイベント12件を紹介する。

教材・サービス 授業
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 先週(2024年7月22日~7月26日)公開された記事には、教師のためのChatGPTホントに使えるプロンプト、東京学芸大・教育者の学びプラットフォーム発表などのニュースがあった。また、2024年7月29日以降に開催されるイベント12件を紹介する。

教育ICT関連


GIGA第2期成功の鍵を握る共同調達 先行する秋田県・鹿児島県から学ぶポイントとは
 文部科学省は、GIGA端末の更新や校務DXの推進にあたり都道府県単位での「共同調達」の方針を打ち出している。すでに取組みを始めている先行自治体である秋田県、鹿児島県の事例から共に考えたい。

学校に必要な回線速度は? 規模別の推奨帯域と速度計測のポイント
 GIGAスクール構想は「NEXT GIGA」と呼ばれる次のフェーズに移行しつつある。1人1台端末の活用が全国各地で進められる中で、自治体間格差が顕在化したことも事実だ。今後はそれを解消し、1人1台端末の利活用をさらに進めていく必要があるとされている。

AI型教材「Qubena」教員向けログインのGoogle・Microsoft認証が可能に
 COMPASSは2024年7月23日、学習eポータル+AI型教材「Qubena」について、教員向け管理者アカウントにおけるGoogleおよびMicrosoftアカウントでのシングルサインオン認証に対応したことを発表した。今後、よりシームレスな運用が可能となる。

東京学芸大、教育者の主体的学びプラットフォーム「I Dig Edu」発表
 東京学芸大学は2024年7月22日、教員をはじめとする教育者の主体的な学びを支援するための学びのプラットフォーム「I Dig Edu」をローンチした。専門的で先導的な多様な講座をラインアップ、オープンバッジの取得もできる。利用料無料。

【教師のためのChatGPT ホントに使えるプロンプト】若手教師でも保護者の質問にしっかりと回答
 ChatGPTなど高度な生成AIは社会の多くの場面で活用が進められており、教育活動でも効果的で安全・安心な活用方法が模索されている。『教師のためのChatGPT ホントに使えるプロンプト』(時事通信出版局)から、ChatGPTを授業や校務で活用している教師らがプロンプトの実例を紹介する。

理科実験でICTを活用する意義…iTeachers TV
 iTeachers TVは2024年7月24日、森村学園中等部・高等部の三枝優輝先生による教育ICT実践プレゼンテーション「ICTを用いて理科実験のデータ・結果を見る教育的意義について」を公開した。実験動画の撮影・編集、表計算ソフトを用いたグラフ作成について、実践や成果を紹介する。

【教師のためのChatGPT ホントに使えるプロンプト】どこでもいつでも仮想のプロと意見交換
 ChatGPTなど高度な生成AIは社会の多くの場面で活用が進められており、教育活動でも効果的で安全・安心な活用方法が模索されている。「教師のためのChatGPT ホントに使えるプロンプト」(時事通信出版局)から、ChatGPTを授業や校務で活用している教師らがプロンプトの実例を紹介する。

ICT夢コンテスト2024、教育ICT実践事例を広く募集9/20まで
 ICTを活用した教育の実践事例を広く募集する「ICT夢コンテスト2024」の応募受付が始まっている。対象は、教職員、教育委員会、保護者、地域ボランティア、大学、企業などによる実践領域。例年、入賞者には豪華副賞も用意される。応募締切は2024年9月20日。

【教師のためのChatGPT ホントに使えるプロンプト】AIを使って英作文の個別添削レッスン
 ChatGPTなど高度な生成AIは社会の多くの場面で活用が進められており、教育活動でも効果的で安全・安心な活用方法が模索されている。「教師のためのChatGPT ホントに使えるプロンプト」(時事通信出版局)から、ChatGPTを授業や校務で活用している教師らがプロンプトの実例を紹介する。

男性養護教諭のICT時短術…Teacher's[Shift]
 先生の働き方改革を応援するラジオ風YouTube番組「TDXラジオ」は2024年7月22日、Teacher’s [Shift]~新しい学びと先生の働き方改革~第180回の配信を公開した。立川市立西砂小学校の阿部大樹先生をゲストに迎え、保健室のICT時短術や男性養護教諭としての思いに迫る。

文部科学省関連


島根県、教員採用選考を前倒し…1次試験は5月中旬
 島根県教育委員会は2024年7月24日、2025年度実施の2026年度(令和8年度)島根県公立学校教員採用候補者「一般選考試験」の日程の見直しについて発表した。第1次試験を5月中旬、第2次試験を6月下旬~7月上旬、合格発表を8月上旬に前倒しする。

イベント関連


文科省「廃校活用推進イベント」東京&オンライン10/2
 文部科学省は2024年10月2日、全国の廃校活用について、自治体や企業から活用に至った経緯や工夫などの事例が聞ける「廃校活用推進イベント」を会場とオンラインで開催する。現地会場には、廃校を「使ってほしい」自治体がブース出展を予定。一般参加受付は9月11日午後5時まで。

学校関係者など「GIGAスクール対応」研修会8/5
 全国ICT教育首長協議会は2024年8月5日、「第1回GIGAスクール対応ハイブリッド研修会」を東京都中央区の内田洋行東京ユビキタス協創広場 CANVASおよびオンラインによるハイブリッドにて開催する。対象は自治体関係者・教育委員会関係者・学校関係者。参加無料。

プログラミング教育養成講座SteP3期、8/9まで受付
 みんなのコードは2024年7月24日、小学校の女性教員向けのプログラミング教育養成プログラム「SteP」3期の詳細を発表した。8月14日に開催する第1回の登壇者は、元広島県教育委員会教育長の平川理恵氏に決定した。「SteP」3期のエントリーは8月9日まで。

カンファレンス「学習デジタルエコシステムの社会実装」7/31-8/2
 日本1EdTech協会は2024年7月31日から8月2日まで、「1EdTech Japan Conference 2024」をオンラインで開催する。テーマは「新たなフェーズに入った学習デジタルエコシステムの社会実装」。参加無料。事前申込制。一部のプログラムは会員限定。

不登校生の社会的自立へ、東京都協議会8/29…一般申込受付中
 東京都教育委員会は2024年8月29日、不登校児童・生徒の社会的自立に向け、連携した支援について考える、2024年度「不登校特例校、チャレンジクラス設置校、不登校対応巡回教員担当校、不登校対応加配教員配置校、教育支援センター、フリースクール等協議会」を開催する。申込みは8月15日まで。

東大副学長・渋渋校長・広尾学園副校長が登壇 「本気で挑むグローバル化への対応とは?」リシードセミナーレポート
 6月23日にリシードが開催した、中学・高校の経営層や教員をはじめ、教育関係者を対象としたセミナー「学校経営・カリキュラム運営 本気で挑む『グローバル化』への対応とは?」の一部をレポート。

統廃合や小規模校「学校魅力化フォーラム」8/8
 文部科学省は2024年8月8日、2024年度(令和6年度)「学校魅力化フォーラム」をオンライン開催する。対象は、小中学校の適正規模・適正配置に係る都道府県・市区町村教育委員会担当者や教職員など。公立小中学校の統廃合や小規模校存続の先進的な取組みを紹介する。申込締切は8月6日。

教員向けエネルギー教育セミナー、第1回は「温暖化」7/30
 経済産業省資源エネルギー庁は2024年7月30日、教職員向けエネルギー教育オンラインセミナーを開催する。第1回となる今回のテーマは「地球温暖化問題とエネルギー問題の最前線とよくある誤解」。地球温暖化問題やエネルギー問題を授業で実践するにあたり、役立つ情報を提供する。 事前申込制。申込みはZoomの申込フォームにて受け付ける。

教職員向け1日講座「探究学習のカリキュラム開発・授業運営研修」8月
 ミエタは2024年8月9日・19日・24日の3日程で、中高教職員・社会人向けの1日集中基礎講座「社会とつながる探究学習のカリキュラム開発・授業運営研修」を無償で開催する。8月9日は昼食付きの対面開催で、ランチ交流も可能。申込締切は各回1週間前、いずれも先着順で受け付ける。

マイクラをゲームで終わらせるか教育プラットフォームに使うか…水曜サロン7/31
 ICT CONNECT21は2024年7月31日、第6期・第5回水曜サロン「マイクラをゲームで終わらせるか教育プラットフォームに使うか」をオンライン開催する。参加費無料。申込締切は7月31日午後5時。

聖徳大「教員のメンタルヘルスを考える」8/10
 聖徳大学は2024年8月10日、教員のための心理学講座「教員のメンタルヘルスについて考える―産業組織心理学の立場から―」を開催する。小中高校などの教員を対象に、ストレスとの向きあい方や対処について考えていく。参加無料。開催は会場とオンライン。

「Jamboardコンバーター」使い方セミナー8/5
 ゼッタリンクスは2024年8月5日、無償提供している「Jamboardコンバーター」の使い方セミナーを開催する。Jamファイルの保存、Googleスライドへの変換方法を紹介するほか、質疑応答の時間も設ける。参加費無料、事前申込制。

教職員向け、オンデマンドのライフプラン講習会…東京都
 東京都教育委員会は2024年7月22日、オンデマンド形式の2024年度「ライフプラン講習会」の視聴を開始した。対象は、都から給与を受けるすべての公立学校の教職員および東京都教育委員会の職員。年齢層に応じた3コースを用意している。動画は、教職員生涯福祉財団Webサイトから2025年1月21日まで視聴可能。

その他


東京都、高校等の進学率98.27%…公立中卒業者進路調査
 東京都教育委員会は2024年7月25日、2023年度公立中学校等卒業者(2024年3月卒業)の進路状況調査の結果(速報値)を公表した。高校等の進学率は前年度比0.13ポイント減の98.27%。このうち、全日制が86.48%、定時制が3.58%、通信制が6.90%を占める。

【2024年最新版】早稲田と慶應「ダブル合格者」はどちらを選ぶ?
 東進ハイスクールが独自に作成する「ダブル合格者進学先分析」。運営元であるナガセの広報部長・市村秀二氏から最新のデータを解説していただき、私大の両雄である早稲田と慶應の最新の進学状況に迫る。

エンジンの力で宇宙に挑む 起業家・平井翔大が立命館で学んだこと
 2012年から10年間、スーパーサイエンスハイスクールに採択され、将来へのモチベーションを膨らませる科学教育を推進している立命館慶祥中学校・高等学校。「世界に通用する18歳」をスローガンに掲げ、グローバル人材の育成に力を入れている。同校の卒業生で、宇宙関連ビジネスのスタートアップ創業者・平井翔大氏に、中高での学び、大学進学、研究、起業に至るまで、そして未来の展望について話を聞いた。

国際数学オリンピック、金メダル2人など…国別14位
 第65回国際数学オリンピックが、2024年7月11日から22日までイギリスで開かれ、日本代表の高校生6人のうち、2人が金メダル、2人が銀メダル、1人が銅メダル、1人が優秀賞を手にした。参加した6人は、文部科学大臣表彰の受賞者に決定した。

ヨーロッパ物理オリンピック、金1銀2銅1人がメダル獲得
 ジョージアで2024年7月15日から19日まで開催された「第8回ヨーロッパ物理オリンピック」に日本代表の高校生5人が参加し、1人が金メダル、2人が銀メダル、1人が銅メダル、1人が優秀賞を手にした。努力の成果を踏まえ、5人には文部科学大臣特別賞が贈られる。
《藤本ゆう子》

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