東京都教育委員会は2025年5月30日、2025年度（令和7年度）東京都公立学校教員採用候補者選考（2026年度採用）の応募状況を公表した。応募者数は前年度比598人増の1万1,012人、応募倍率は3.1倍。特に新卒者の応募数が前年度112.8％へと拡大した。
2025年度東京都公立学校教員採用候補者選考（2026年度採用）の受験申込みは5月8日午後6時に締め切られた。応募者数は1万1,012人で、前年度より598人（5.7％）増加。採用見込者数3,545人に対する応募倍率は3.1倍で、前年度より0.5ポイント上昇した。
校種等別にみると、小学校全科は採用見込者数1,400人に対し、応募者数3,014人で倍率2.2倍（前年度比0.5ポイント増）、中・高等学校共通は採用見込者数1,140人に対し、応募者数4,165人で倍率3.7倍（同0.3ポイント減）、小・中学校共通は採用見込者数100人に対し、応募者数356人で倍率3.6倍（同1.4ポイント増）、小・中・高共通は採用見込者数260人に対し、応募者数1,538人で倍率5.9倍（同1.4ポイント増）。
中学校（技術）は採用見込者数30人に対し、応募者数40人で倍率1.3倍（同0.2ポイント減）。高等学校は採用見込者数60人に対し、応募者数223人で倍率3.7倍（同1.0ポイント増）。特別支援学校は採用見込者数420人に対し、応募者数594人で倍率1.4倍（同0.3ポイント増）。養護教諭は採用見込者数90人に対し、応募者数1,040人で倍率11.6倍（同1.3ポイント減）など。このほか、次年度採用となる大学3年生前倒し選考には前年度比358人増の3,791人が志願している。
志願者数は2023年度採用以降、3年連続で増加。2026年度採用試験では、特に新卒者の応募数が前年度比112.8％と増加し、応募倍率は3年ぶりに3倍を超えた。
今後、2026年度採用試験は7月6日に第一次選考として専門教養・論文を実施し、8月5日に合否を通知（キャリア採用選考受験者のみ7月13日にキャリア論文選考あり）。第二次選考は面接が8月16日～18日、実技（対象者のみ）が8月24日、最終合否結果は9月30日に通知される。
