山口県は2026年10月19日、公立高校4校の学科改編について、新たに設置する学科の名称や教育内容を公表した。美祢青嶺高校、下関北高校、高森高校、防府西高校に設置する「新しい普通科」の名称を「未来デザイン科」とする。美祢青嶺には「未来エンジニア科」も設置し、2028年度から順次、学科改編を実施する。
今回の改編は、2026年3月策定の「県立高校再編整備計画 後期実施計画」に基づくもの。美祢青嶺、下関北、高森の普通科と、防府西の総合学科を未来デザイン科に改編する。また、美祢青嶺の機械科と電気科を未来エンジニア科に改編する。
実施年度は、美祢青嶺と下関北が2028年度、高森と防府西が2029年度で、各年度から年次進行で実施する。学級規模は、美祢青嶺が未来デザイン科2学級、未来エンジニア科1学級、下関北が未来デザイン科2学級。高森と防府西の学級規模は2027年度内に公表する予定。
未来デザイン科は「進学にも就職にも強い新しい普通科」をコンセプトとする。地域資源を活用した探究的な学びや専門人材と連携した実践的な学びを拡充し、遠隔教育などを活用して4校の特色ある学びや教育資源を共有する。自ら社会課題を見つけ、他者と協働して解決策を探究するアントレプレナーシップ教育にも取り組む。
各校の未来デザイン科には、美祢青嶺が「アカデミック」「キャリアデザイン」、下関北が「アカデミア」「キャリア」、高森が「進学探究」「総合探究」、防府西が「進学」「保育・福祉」「芸術」の各コースを設置する。下関北のキャリアコースでは生成AIやドローン、メタバースなどを活用した課題解決に取り組む探究学習、防府西の保育・福祉コースでは保育所での体験実習や介護職員初任者研修への対応などを予定している。
美祢青嶺の未来エンジニア科は「デジタルものづくりで未来を拓く工業科」がコンセプト。電気分野の学びを取り入れた機械に関する専門科目を学び、産業用の3Dプリンタやレーザーカッターなどを活用する。地元企業などと連携した探究活動や、併置する未来デザイン科との学科間連携も進める。
入学者選抜では、美祢青嶺と下関北の未来デザイン科は、2028年度入学者選抜で各コースを一括して募集する「くくり募集」を実施する。高森と防府西の未来デザイン科の2029年度入学者選抜における募集方法は、2027年度内に公表する予定。








