教育業界ニュース

特異な才能ある児童の支援、被災地つなぐ子供学びサイト…先週の教育業界ニュースまとめ読み

 先週(2024年2月5日~2月9日)公開された記事には、被災地とつなぐ「子供の学び支援ポータルサイト」開設、特異な才能ある児童生徒の支援事業・公募開始、習い事をする小学生が増加などのニュースがあった。また、2024年2月13日以降に開催されるイベント15件を紹介する。

教材・サービス 授業
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 先週(2024年2月5日~2月9日)公開された記事には、被災地とつなぐ「子供の学び支援ポータルサイト」開設、特異な才能ある児童生徒の支援事業・公募開始、習い事をする小学生が増加などのニュースがあった。また、2024年2月13日以降に開催されるイベント15件を紹介する。

教育ICT関連


校内無線LAN「どこでも使用できる」過去最多…高校ICT活用調査
 旺文社は2024年2月6日、全国の高等学校におけるICT活用実態調査の結果を公表した。「校内のどこでも無線でのネットワークを使用できる」割合が47.1%と過去最多となる一方、依然として通信の品質には課題がみられた。

教員ICTサポートの工夫や実践…iTeachers TV
 iTeachers TVは2024年2月7日、阪南大学高等学校の藤田大輔先生による教育ICT実践プレゼンテーション「教育ICT推進の裏側~ICT浸透の秘策にせまる!~」を公開した。校内ICT推進のための教員サポートの工夫や実践を紹介する。

Wi-Fi接続の東京都・私立高校が最速…リシード学校インターネット回線速度計測ランキング(2024年1月)
 リシードでは、全国の教育機関が無料で使用できる「学校インターネット回線速度計測」サービスを提供している。この記事では、2024年1月1日から1月31日までの計測ログより、ダウンロード速度上位を紹介する。

特別支援教育のICT活用と教員研修…Teacher's[Shift]
 先生の働き方改革を応援するラジオ風YouTube番組「TDXラジオ」は2024年2月5日、Teacher’s [Shift]~新しい学びと先生の働き方改革~第156回の配信を公開した。埼玉県立越谷西特別支援学校の佐藤裕理先生をゲストに迎え、特別支援教育でのICT活用法や教員向けICT研修に迫る。

文部科学省関連


石川県、被災地とつなぐ「子供の学び支援ポータルサイト」開設
 石川県教育委員会は、能登半島地震で被災した子供たちの学びを止めないため、オープンソース・ワークショップとともに「子供の学び支援ポータルサイト」を開設した。支援をお願いしたい被災地の教育委員会や学校などの要請と、支援したい企業やNPOなどの思いや提案をつなげることができる。

文科省、外国人高校生招致プログラムの実施事業者を募集
 文部科学省は2024年2月5日、グローバル人材育成の基盤形成事業(異文化理解ステップアップ事業)として、日本語を専攻する外国人高校生の招致プログラムを実施する民間事業者などの公募を開始した。応募書類の提出期限は2月22日午前10時。

特異な才能ある児童生徒の支援事業、公募開始…説明会2/9
 文部科学省は2024年2月26日まで、2024年度「特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業」の企画提案を募る。法人団体の提案の中から、研修パッケージ作成と、特性把握ツールやプログラム等のデータ収集・整理の計2件を採択予定。公募説明会は2月9日。

国立教育政策研究所、非常勤職員を募集…締切2/21
 国立教育政策研究所は、事務補佐員(非常勤職員)1名を募集している。採用期間は2024年4月1日から2025年3月31日。勤務成績などに応じ、最大3年の任用更新が可能。応募締切は2月21日(必着)。

イベント関連


【3/19 Zoom】Global Teacher Top50 松田裕史氏「Deep Active Englishを通して生徒を育てる英語教育」
 リシードは、「TOEIC Bridge Tests」を提供する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)と共同で2024年3月19日に、ウェビナー「Deep Active Englishを通して生徒を育てる英語教育」を開催する。

GIGAスクール構想推進委…これからの教育を語り合う交流会2/27
 ICT CONNECT 21「GIGAスクール構想推進委員会」は2024年2月27日、「学習者起点の学びの促進シリーズーこれからの教育について語り合おうー」と題したオンライン交流会を開催する。教育関係者であれば誰でも参加可能。申込みはWebサイトの申込フォームにて受け付ける。

教師人材の確保強化推進事業の公募開始…説明会2/15
 文部科学省は2024年2月8日、大学・民間企業等と連携した教師人材の確保強化推進事業における教員講習開設事業費などの補助金申請に係る公募を開始した。教育委員会や教師の任命権をもつ人事協議会、公益法人、NPO法人を対象に申請を受け付ける。締切りは2月29日午後5時必着。

オンデマンド配信「教育シンポジウムin東京」3月
 中央教育研究所は2024年3月11日~31日、将来を見すえ、教育の課題に向きあうをテーマに「教育シンポジウムin東京2024(第28回)」をオンデマンドによる動画配信にて開催する。参加費1,000円(税込)。総合・特別支援教育のプログラムを視聴できる。

文科省シンポジウム「カリキュラム・マネジメント」3/1
 文部科学省は2024年3月1日、公開シンポジウム「語り合おう!進めよう!わたしたちのカリキュラム・マネジメント」を文部科学省とオンラインでハイブリッド開催する。対面定員100名。定員に達した場合はオンラインでの参加となる。締切りは2月26日正午。

河合塾、教職員対象「高校生のジェネリックスキル」2/17
 河合塾は2024年2月17日、中学校・高校・大学などの教職員を対象に、生徒の多面的な能力を測定するアセスメント「学びみらいPASS」を受検した高校生のデータから「ジェネリックスキルの現状」を紐解くオンラインイベントを開催する。

東京都「大学発スタートアップを盛り上げよう」2/21
 東京都は2024年2月21日、Tokyo Innovation Base ROOM(東京都千代田区)にて、都内大学などの関係者を対象とした「みんなで大学発スタートアップを盛り上げよう~都内大学担当者ネットワーキングイベント~」を開催する。要事前申込。

協同出版×茨城県教委「教員採用試験シンポ2024in福岡」3/4
 協同出版は2024年3月4日、茨城県教育委員会と共催で「教員採用試験シンポジウム2024in福岡~早期化する教員採用試験の最新情報と合格必勝法~」をゆめタウン博多にて開催する。参加費無料。定員になり次第、申込締切となる。

保育士バンク「官民連携で実現する保育人材確保」2/15
 ネクストビートが運営する保育士専門の就職・転職支援サービス「保育士バンク!」は2024年2月15日、自治体向けにオンラインセミナー「実例から学ぶ、保育業界の今 官民連携で実現する保育人材確保」を初開催する。参加費無料。締切りは2月14日午後3時。

GoogleEducation活用講座「新年度準備のスマート化」2/17
 ミカサ商事が運営する教職員向けGoogle for Education活用コミュニティ「G-Apps.jp Community」は2024年2月17日、「新年度準備のスマート化~Google Workspace for Education実践ガイド~」をオンラインで開催する。参加費無料。

宮崎県、教員採用選考試験オンライン説明会2/17
 宮崎県教育委員会は2024年2月17日、午前10時より2025年度(2024年度実施)公立学校教員採用選考試験のオンライン説明会を開催する。受験予定などの参加希望者は、宮崎県電子申請システムより申し込む。申込締切は2月13日。

福岡市、教員採用試験の説明会…現地とオンライン3/16
 福岡市教育委員会は2024年3月16日、2025年度(令和7年度)福岡市立学校教員採用候補者選考試験説明会を福岡市教育センターとオンライン(Zoom)にて開催する。締切りは2月29日。

象印「ユメセンサーキット」新小5クラス…参加校を募集
 象印マホービンは2024年5月から10月、「ZOJIRUSHIユメセンサーキット2024」を開催するにあたり、2024年度新5年生を対象とした小学校を募集する。募集校は5校。応募締切は、3月8日午後5時必着。

神奈川県、ペーパーティーチャー研修講座2/22
 神奈川県は2024年2月22日、小中高、特別支援学校の教職免許所有者と免許が失効している人を対象に、ペーパーティーチャー研修講座を県立総合教育センターにて開催する。締切りは2月20日。

ブリティッシュカウンシル「英語教育ワークショップ」3月
 ブリティッシュ・カウンシルは2024年3月25日~26日、英語教員向けに「英語教育ワークショップin東京」を開催する。高校は検定教科書を使った指導、中学はやり取りや文法指導などを紹介する。定員各回30名。費用各回9,100円(税込)。

その他


大阪市「欠員補充制度」創設、小中に特別専科教諭を配置
 大阪市は2024年2月8日、市立小中学校の教員不足に対応するため、学級担任をもたない「特別専科教諭」が年度途中から欠員校に勤務する「本務教員による欠員補充制度」を創設することを明らかにした。政令指定都市としては全国初の取組み。2024年度予算案に経費として約4億円を計上するとしている。

アプリ課金経験ある中学生4割、1位「ゲーム」中学生白書
 中学生の約4割がアプリ課金経験者で、男子は49.7%・女子は27.7%と男子の割合が高いことが2024年2月2日、学研教育総合研究所が発表した中学生白書Web版の調査結果から明らかとなった。課金したアプリのジャンルは、1位「ゲーム」、2位「動画・映画」、3位「音楽」。

【大学受験】国内最難関「東大理三」 知られざるヴェールの向こう側…研究室訪問記<医学部編>
 国内大学の最高峰で、日本中の超秀才が集結することで名高い「東大理三」。受験のゴールとして取り上げられることはあっても、入学後の学びや生活について触れることは少ない。そんなヴェールに包まれた「東大理三」について、東京大学医学部医学科3年生の金子なるみさんと、同大学大学院医学系研究科循環器内科学の赤澤宏先生に話を聞いた。

習い事をする小学生が増加「塾」人気…小学生白書
 小学生が何らかの習い事をする割合が増えていることが2024年2月2日、学研教育総合研究所が発表した小学生白書Web版の調査結果から明らかとなった。1位「水泳」に続き、2位に「塾」がランクインし、教科学習への関心の高さがうかがえる結果となった。
《藤本ゆう子》

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