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文科省、外国人高校生招致プログラムの実施事業者を募集

 文部科学省は2024年2月5日、グローバル人材育成の基盤形成事業(異文化理解ステップアップ事業)として、日本語を専攻する外国人高校生の招致プログラムを実施する民間事業者などの公募を開始した。応募書類の提出期限は2月22日午前10時。

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グローバル人材育成の基盤形成事業(異文化理解ステップアップ事業)
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 文部科学省は2024年2月5日、グローバル人材育成の基盤形成事業(異文化理解ステップアップ事業)として、日本語を専攻する外国人高校生の招致プログラムを実施する民間事業者などの公募を開始した。応募書類の提出期限は2月22日午前10時。

 グローバル人材育成の基盤形成事業(異文化理解ステップアップ事業)は、海外で日本語を専攻している外国人高校生を招致して、日本の社会や文化への理解を深めるとともに、日本人高校生の異文化に対する理解や異なる文化をもった人々と共に生きていく資質能力の育成・向上を図ることが目的。外国人高校生を4~6週間程度日本に招致して、一般家庭でのホームステイや高等学校への体験入学などを体験してもらう。

 今回公募する対象は、事業を実施する民間事業者など。外国人高校生が、日本の一般家庭での無償のホームステイや高等学校での体験入学を通じて、教育上有意義な活動ができると認められるプログラムを策定・実施でき、これを円滑かつ安全に実施するために必要な知識と経験を有している事業者を募集する。

 招致対象となる外国人高校生は115名を予定。事業概要として、高校生の募集・選考から、航空券の手配、現地での出発前オリエンテーションの開催など「派遣国(外国)における手続関係」や、日本語学習(話し方、書き方など)、日本の家庭・社会・学校などについての説明、効果的な体験の実現につながるアドバイスなどを行う「日本国内でのオリエンテーションの実施」のほか、「ホストスクールおよびファミリーの選定」「事業成果の把握および検証」などを行う。

 事業規模は、2,983万6,000円、採択数は1~2件を予定している。実施期間は、交付決定日より2025年3月31日まで。採択を希望する事業者は、事業計画書や予算内訳書などの書類をメールで提出する。提出期限は2月22日午前10時。審査を経て、3月下旬に採択先が決定予定。ただし、事業は、2024年度予算の成立を前提に行うものであり、予算の成立状況によっては、実施方法や経費、スケジュールなどを変更する場合がある。

《木村 薫》

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