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石川県、被災地とつなぐ「子供の学び支援ポータルサイト」開設

 石川県教育委員会は、能登半島地震で被災した子供たちの学びを止めないため、オープンソース・ワークショップとともに「子供の学び支援ポータルサイト」を開設した。支援をお願いしたい被災地の教育委員会や学校などの要請と、支援したい企業やNPOなどの思いや提案をつなげることができる。

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子供の学び支援ポータルサイト
  • 子供の学び支援ポータルサイト
  • 「子供の学び支援ポータルサイト」利用図

 石川県教育委員会は、能登半島地震で被災した子供たちの学びを止めないため、オープンソース・ワークショップとともに「子供の学び支援ポータルサイト」を開設した。支援をお願いしたい被災地の教育委員会や学校などの要請と、支援したい企業やNPOなどの思いや提案をつなげることができる。

 「子供の学び支援ポータルサイト」は、被災地の教育委員会や学校などの「支援を求める声」(要請者)と、全国の企業・NPO・学校・大学などの「支援したい思い」(提案者)をつなぐポータルサイト。

 被災地の子供たちの学びを止めないため、要請者と提案者はそれぞれ、要請内容や提案内容を登録でき、当事者間で支援内容を確認・協議したうえでマッチングが完了すると、実際の支援に進むことができる。2月中旬からは、専用の相談ダイヤルも開通予定となっている。

 2月9日正午現在、サイトにはリユース学生服30着程度の提供を提案する内容が掲載されている。2月8日には、文部科学省Webサイトの能登半島地震のページで「子供の学び支援ポータルサイト」の開設を紹介。積極的な活用の検討を呼びかけている。

 なお、被災地域の状況などを踏まえ、当分の間、サイト登録は企業・団体などに限定。支援の内容も物的支援に限っている。石川県教育委員会では今後、対象を見直すこともあり得るとしている。

《奥山直美》

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