高知県教育委員会は2025年5月23日、2026年度(令和8年度)高知県公立学校教員採用候補者選考審査に係る応募状況を公表した。全校種の採用予定数259人程度に対し1,376人が志願。倍率は前年度比0.6ポイント減の5.3倍となった。
2026年度高知県公立学校教員採用候補者選考審査は、3月17日~4月14日まで出願を受け付けた。全校種の採用予定数259人程度に対し、総志願者数は1,376人、志願倍率は5.3倍。前年度と比較すると96人減・0.6ポイント減となった。
受験区分別の志願者数(志願倍率)は、小学校教諭519人(4.0倍)、中学校教諭402人(6.1倍)、小・中学校養護教諭93人(9.3倍)、小・中学校栄養教諭26人(13.0倍)、高等学校教諭284人(7.7倍)、特別支援学校教諭44人(3.4倍)、県立学校養護教諭 8人(8.0倍)。志願倍率は特別支援学校教諭を除く、各区分で前年度を下回った。
応募者数の推移をみると、2023年度採用2,286人、2024年度採用1,944人、2025年度採用1,472人、2026年度採用1,376人と年々減少しているものの、過去3年間に比べると減少幅は縮小している。
一方、新設した大学3回生を対象とした小学校教諭の特別選考には、早期名簿登載型に17人、事前認定型に42人が志願した。また、高等学校の「情報」や「工業」など、例年応募者が少ない一部教科について、新たに関西会場を設けて募集したところ、合計13人から志願があったという。
今後、高知県公立学校教員採用候補者選考審査は1次審査を5月31日、1次審査の結果を6月27日(予定)に通知する。2次審査は、面接(小学校教諭・特別支援学校小学部教諭・養護教諭・栄養教諭)が7月26日・27日、実技審査が8月1日・2日、面接(中学校教諭・高等学校教諭・特別支援学校中高等部教諭)が8月3日。採用候補者名簿登載発表は9月12日の予定。