教育業界ニュース

国際学力調査で最高水準、東京都の高校授業料無償化…先週の教育業界ニュースまとめ読み

 先週(2023年12月4日~12月8日)公開された記事から、国際的な学習到達度調査「PISA2022」の結果発表、東京都が高校授業料を無償化などのニュースがあった。また、12月13日以降に開催されるイベント13件を紹介する。

教材・サービス 授業
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 先週(2023年12月4日~12月8日)公開された記事から、国際的な学習到達度調査「PISA2022」の結果発表、東京都が高校授業料を無償化などのニュースがあった。また、12月13日以降に開催されるイベント13件を紹介する。

教育ICT関連


発見する学びが生まれる関係づくり…iTeachers TV
 iTeachers TVは2023年12月6日、ヒロック初等部の五木田洋平先生による教育ICT実践プレゼンテーション「まなびとは『発見』である!~ICTをつかった楽しく深いまなび~」を公開した。「発見」する学びが生まれるクラスやチームづくりのヒントを紹介する。

タイピング練習教材「Gold Finger School」無料配布…3/31まで
 タイピングゲートは、全国の中学校・高校・大学に向け、タイピング練習や校内テストの作成・実施・採点ができる教材「Gold Finger School」の無償配布を開始した。50校(教室)限定。利用は2024年3月31日まで。

「みんなで生成AIコース」リリース…100校に無償提供
 みんなのコードは2023年12月1日、学校の授業などで使える「プログルラボ みんなで生成AIコース」のベータ版(以下、みんなで生成AIコース)をリリースし、あわせて「生成AI100校プロジェクト」の開始を公表した。「みんなで生成AIコース」は2024年3月31日まで無料で利用できる。

文部科学省関連


【PISA2022】科学・数学的リテラシーの2分野、OECD37か国中1位
 国際的な学習到達度調査「PISA2022」の結果が2023年12月5日に発表された。日本は3分野のうち、科学・数学的リテラシーの2分野で、OECD加盟37か国中1位となった。一方、自律学習やプログラミングなどでは、日本の生徒の自信のなさが浮き彫りとなった。

文科省、東京新聞のGIGA端末更新費めぐる報道…撤回要求
 文部科学省は2023年12月1日、東京新聞の11月30日朝刊3面および同内容の配信記事について、中日新聞社に記事の撤回を求める内容の文書をWebサイトに掲載した。同省は1人1台端末の更新および基金について明記し、事実関係を正しく報道するよう求めている。

【PISA2022】日本は3分野すべてで世界トップレベルに、読解力で過去最高水準
 経済協力開発機構(OECD)は2023年12月5日、国際的な学習到達度調査「PISA2022」を発表した。コロナ禍を経て4年ぶりとなる今回日本は数学的リテラシーにおいて全参加国・地域中で5位、読解力は同3位、科学的リテラシーは同2位の結果となった。

4年ぶり「PISA2022」12/5発表…前回は読解力が過去最低
 OECDの国際学習到達度調査「PISA2018」では、「読解力」が調査開始以来、過去最低を記録した。コロナ禍を経て、今回4年ぶりとなる「PISA2022」が、日本時間2023年12月5日午後7時に発表される。

文科省、文教施設・防災部施設企画課の事務補佐員1名募集
 文部科学省は2023年12月4日、大臣官房文教施設企画・防災部施設企画課契約情報室の事務補佐員(非常勤職員、期間業務職員)の採用について発表した。採用人数は1名。採用期間は、2024年2月1日~同年3月31日。応募締切は、12月22日必着。

高等教育の修学支援新制度、対象機関3,157校を公表…文科省
 文部科学省は2023年12月1日、高等教育の修学支援新制度の対象機関(確認大学など)を公開した。大学・短期大学は新規8校を加えた1,064校、高等専門学校は全57校、専門学校は新規31校を加えた2,036校が要件を満たし、支援対象となった。

高等教育の修学支援新制度、対象機関3,157校を公表…文科省
 文部科学省は2023年12月1日、高等教育の修学支援新制度の対象機関(確認大学など)を公開した。大学・短期大学は新規8校を加えた1,064校、高等専門学校は全57校、専門学校は新規31校を加えた2,036校が要件を満たし、支援対象となった。

イベント関連


読書バリアフリーに向けた研修1/27…体験セット無料貸出も
 文字・活字文化推進機構は2024年1月27日、「読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修~ICTを活用した読書サポート~」を開催する。会場は専修大学 神田キャンパス、先着30名を募集。参加費は無料。また、公共図書館や学校図書館を対象に「読書バリアフリー体験セット」の無料貸出も実施している。

教職員向けセミナー「生成AIパイロット校の軌跡」12/16
 ミカサ商事は2023年12月16日、教職員向けICT活用セミナー「生成AIパイロット校の軌跡~学校への導入と校務での活用事例~」をオンライン開催する。参加費無料。事前申込制。

JAET「生成AIの教育利用を考える」和歌山12/16
 日本教育工学協会(JAET)は2023年12月16日、「生成AIの教育利用についての研究会」を和歌山大学教育学部附属小学校で開催する。和歌山では初となる「AIと教育」についての研究会。先行する学校教育でのAI利用の実践発表や専門家の講演会を行う。参加は無料、締切りは12月14日。

オープンバッジ大賞受賞者が登壇「業界別セミナー」12-1月
 第1回オープンバッジ大賞の受賞団体が登壇する「業界別セミナー」が2023年12月よりオンラインでシリーズ開催される。このうち、優秀賞を受賞した東北大学「大学編」は12月13日、藤枝市民大学「自治体編」は2024年1月11日を予定している。参加費無料、事前申込制。

文化講演「チャットGPTと学校教育・図書館の未来」1/24
 文字・活字文化推進機構は2024年1月24日、文化講演「生成AI『チャットGPT』と学校の教育・図書館の未来を考える」を城西国際大学にて開催する。参加費無料。定員先着140名。後日YouTubeチャンネルでのアーカイブ動画配信を予定しており、申込不要・無料で視聴できる。

冬休みに校外施設利用した教員研修…道内文化施設7館で実施
 北海道教育委員会は、2023年度(令和5年度)冬季休業期間中に美術館・博物館が実施する教員研修についてWebサイトに掲載した。道立近代美術館など7施設が行う教員研修を紹介。いずれも受講料は無料。申込みは各施設にて個別に受け付ける。

川崎市、教員志望者向け「学校見学会」1-2月
 川崎市教育委員会は2024年1月と2月、教員志望者向けに「川崎市学校見学会」を開催する。授業見学のほか、現職教員と懇談できる。参加無料。会場は全4校。定員30名より。申込期限は2023年12月27日。応募者多数の場合は、後日参加可否の連絡がある。川崎市外在住優先。

東京都、公立校教員志望者向け個別相談会1/14
 東京都教育委員会は2024年1月14日、2023年度(令和5年度)東京都公立学校教員志望者向け個別相談会を国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催する。入退場、服装自由。個別相談は事前予約制。高校生から大学院生、社会人の参加を呼びかけている。

金沢工大、AIやVR活用「教育DXフォーラム」12/14
 金沢工業大学は2023年12月14日、高校生・大学生・高校教職員・大学教職員などを対象に、教育DXの取組みを紹介する「教育DXフォーラム2023」をオンライン開催する。申込期限は12月11日。

子ども健康科学会セミナー「不登校を防ぐ」1/27
 日本子ども健康科学会は2024年1月27日、セミナー「不登校になる直前のサインをキャッチして不登校を防ぐためには~『不登校』の分類と定義の課題−『予防』に向けて必要なこと−~」をハイブリッド開催する。会員無料。非会員3,000円。先着500名。申込期限は1月23日。

情報I学習ポイント、入試や社会に活用…Webセミナー12/23
 サーティファイとデジタル人材共創連盟(デジ連)は2023年12月23日、Webセミナー「大学入試、社会での活用を見据えた『情報I』学習のポイント」を開催する。参加費無料。定員100名。事前申込制。

女性管理職「学校と未来を作る」全国フォーラム12/26
 リディラバは2023年12月26日、学校経営における女性リーダーシップや、より良い学校現場の環境改善・学校経営を後押しする「『学校と未来』を作る全国フォーラム」をオンライン開催する。参加無料。定員500名。事前申込制。後日見逃し配信あり。

教採試験「論文・面接試験委員の本音」12月、TAC
 TACは2023年12月10日、16日、24日、教員採用試験を受験する人に向けた無料オンラインセミナー「論文・面接試験委員の本音」をオンラインにて開催する。参加費無料。定員は各回500名。定員になり次第、受付終了する。

その他


東京都、高校授業料を実質無償化…所得制限は撤廃へ
 東京都の小池百合子知事は2023年12月5日、高校生の授業料を実質無償化するため、授業料助成制度の所得制限を撤廃する方針を明らかにした。国に先行して、子育て世帯の支援拡充に取り組む考えで、学校給食費の負担軽減にも着手するとしている。
《藤本ゆう子》

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