教育業界ニュース

読書バリアフリーに向けた研修1/27…体験セット無料貸出も

 文字・活字文化推進機構は2024年1月27日、「読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修~ICTを活用した読書サポート~」を開催する。会場は専修大学 神田キャンパス、先着30名を募集。参加費は無料。また、公共図書館や学校図書館を対象に「読書バリアフリー体験セット」の無料貸出も実施している。

イベント 教員
読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修~ICTを活用した読書サポート~
  • 読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修~ICTを活用した読書サポート~
  • 読書バリアフリー体験セットの貸出について
  • 読書バリアフリー体験セットの貸出について

 文字・活字文化推進機構は2024年1月27日、「読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修~ICTを活用した読書サポート~」を開催する。会場は専修大学 神田キャンパス、先着30名を募集。参加費は無料。また、公共図書館や学校図書館を対象に「読書バリアフリー体験セット」の無料貸出も実施している。

 障害の有無に関わらず、すべての人が読書による文字・活字文化の恩恵を受けられるよう、2019年6月に「読書バリアフリー法(視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律)」が成立し、文部科学省や厚生労働省などが中心となり、誰もが読書できる社会の実現を目指した取組みが進められている。

 今回の研修では、多様な立場の利用者に応じた「図書館サービス」を行うためにどんなことが必要となるのか、「ICTを活用した読書サポート」をテーマに、講義と体験を通して学ぶ機会を提供する。

 当日は、読書バリアフリー法に関する講義のほか、ICTを活用した読書支援についての講義と実践を実施。実践編では、iPad端末などの機器を用意し、参加者が実際にアプリを試したり、実演を交えながらの体験型研修を行う。

 対象は司書・司書教諭、学校司書、図書館職員、ボランティアおよび図書館協力者など、図書館に携わる人。参加費は無料。先着で30名を募る。申込みは文字・活字文化推進機構Webサイト内の申込フォームにて受け付ける。

 また、同機構では、読書バリアフリー体験セットの無料貸出も実施している。全国の学校図書館や公共図書館を対象に、点字付きのさわる絵本や布の絵本、大きな字の絵本、オーディオブック、手話付きDVDなど、おもな種類のバリアフリー図書を取りそろえ「読書バリアフリー体験セット」として送料も無料で貸し出す。

 貸出期間は、返却日を除き最大3週間(21日間)。12月から2024年3月26日までの間で貸し出しの希望を募り、順次対応している。調整のうえ、定数を超えた場合などは抽選とするほか、応募状況に応じて一時的に受付を中断する場合もあるため、詳細は随時Webサイトで確認のこと。なお、12月7日現在、2024年1月中の貸出希望が混みあっており、12月(年内返却)は優先的に案内可能だという。

◆読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修~ICTを活用した読書サポート~
日時:2024年1月27日(土)10:00~16:00 ※昼休憩を50分間程度挟む
会場:専修大学 神田キャンパス10号館 4階10042(東京都千代田区神田神保町3丁目8)
対象:司書・司書教諭、学校司書、図書館職員、ボランティアおよび図書館協力者など、図書館に携わる人
定員:先着30名
参加費:無料
申込方法:文字・活字文化推進機構Webサイト内の申込フォームより申し込む

◆読書バリアフリー体験セットの貸出
実施期間:2023年12月~2024年3月26日(火)まで
貸出期間:最大3週間(21日間) ※返却日を除く
費用:無料(返却時の送料も無料)
対象:全国の学校図書館や公共図書館

《畑山望》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top