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JAET「生成AIの教育利用を考える」和歌山12/16

 日本教育工学協会(JAET)は2023年12月16日、「生成AIの教育利用についての研究会」を和歌山大学教育学部附属小学校で開催する。和歌山では初となる「AIと教育」についての研究会。先行する学校教育でのAI利用の実践発表や専門家の講演会を行う。参加は無料、締切りは12月14日。

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JAET「教育の情報化」実践セミナー2023 「生成AIの教育利用を考える」
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 日本教育工学協会(JAET)は2023年12月16日、「生成AI教育利用についての研究会」を和歌山大学教育学部附属小学校で開催する。和歌山では初となる「AIと教育」についての研究会。先行する学校教育でのAI利用の実践発表や専門家の講演会を行う。参加は無料、締切りは12月14日。

 日本教育工学協会は、学校教育にかかわる教員・研究者・企業が教育工学研究を通して、広くその成果を共有し、普及啓発活動をもとに教育の向上に資するために組織化された団体。情報化・国際化が進む中で、学校を中心にした教育工学の実践的な研究とその成果を生かした教育向上に向けたさまざまな取組みを行っている。年に3回、団体会員とタイアップし、地域密着型のセミナーを開催している。今回は2023年度2回目。

 今回のセミナーのメインテーマは、「生成AIの教育利用を考える」。現在、ChatGPTに代表される「生成AI」が話題となっているが、教育分野でも例外ではないという。先行する学校教育でのAI利用の実践発表や、AIを利用した最新の教育関係アプリなどを紹介する。さらに、ソフトウェア工学の専門家からAIの原理やその可能性についての講演を予定している。

 講演は、和歌山大学システム工学部・社会インフォマティクス学環(兼任)准教授の伊原彰紀氏が「そもそも生成AIとは何か?なぜ今話題に?教育利用の可能性は本当にあるのか?」をテーマに行う。「生成AI」とは一体どういう仕組みなのか、AIの経緯・その教育利用上の問題点、有効活用方法は何かなど、当日の各種発表を踏まえながら、ソフトウェア工学を専門とする研究者がレクチャーする。

 また今回は、教育の情報化実践セミナーでは初となる「一般研究発表」を募集。ここ数年、JAETでの関西方面での実践発表の機会が少ないことから、同セミナーの冒頭1時間枠(各発表は20分間)として発表時間を特別に設けた。研究発表テーマは、「情報活用能力の系統性についての研究発表」「『創造的問題解決能力』を育む授業実践」「プログラミング的思考の評価方法とその成果について」の3つ。

 対象は、学校教員・教育委員会および行政担当者・研究者・学生・教育関係企業など。会場は和歌山大学教育学部附属小学校。定員は150人、参加は無料。申込みはPeatixから行う。申込締切は12月14日。収容定員を超えた場合は申込みを停止する場合がある。研究会の終了後は、同会場にて茶話会(1時間程度・会費制)を実施する。発表・講演者らと談話が可能となっている。

◆生成AIの教育利用についての研究会
日時:2023年12月16日(土)13:00~17:00
場所:和歌山大学教育学部附属小学校(和歌山県和歌山市吹上1-4-1)
対象:学校教員・教育委員会および行政担当者・研究者・学生・教育関係企業など
参加費:無料
定員:150人
申込方法:Peatixから行う
申込締切:2023年12月14日(木)

《田中志実》

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