文部科学省は2023年12月1日、高等教育の修学支援新制度の対象機関(確認大学など)を公開した。大学・短期大学は新規8校を加えた1,064校、高等専門学校は全57校、専門学校は新規31校を加えた2,036校が要件を満たし、支援対象となった。
2020年度から開始した「高等教育の修学支援新制度」は、大学などにおける修学の支援に関する法律により、一定の要件を満たす大学などを対象機関とし、要件を満たす学生全員が給付奨学金・授業料など減免制度の支援を受けられる制度。対象機関は毎年確認することとしており、今回2024年度の結果を公表した。
12月1日に公表した機関要件の確認(更新)申請・審査の概要によると、大学・短期大学は、2023年度全1,085校のうち新規8校を含む1,064校の要件を確認した。要件確認割合は98.1%。
高等専門学校については、57校すべてが要件確認校となった。専門学校は全2,592校のうち、新規31校を含む2,036校の要件を確認し、要件確認割合は78.5%。4月1日時点の確認校のうち、大学・短期大学で2校、専門学校で5校が確認取消しとなった。
なお、学校数には大学院大学25校、完成年次前の高等専門学校1校、募集停止・休校・廃校予定の177校は含まない。
文部科学省のWebサイトでは、新たな確認・取消しなども反映した高等教育の修学支援新制度の対象機関リストを掲載。すべての要件確認校の情報を取りまとめている。新たに修学支援の対象機関となった大学・短期大学、専門学校の一覧も確認することができる。