教育業界ニュース

「ICT授業楽しい」小中高8割、大学ランキング…先週の教育業界ニュースまとめ読み

 先週(2023年11月13日~11月17日)公開された記事から、教育業界の動向を振り返る。小中高生の8割「ICT授業は楽しい」利用頻度と相関、QSアジア大学ランキング2024で東大14位などのニュースがあった。また、11月以降に開催されるイベントを17件紹介する。

教材・サービス 授業
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 先週(2023年11月13日~11月17日)公開された記事から、教育業界の動向を振り返る。小中高生の8割「ICT授業は楽しい」利用頻度と相関、QSアジア大学ランキング2024で東大14位などのニュースがあった。また、11月以降に開催されるイベントを17件紹介する。

教育ICT関連


同志社大×NTT西日本×NTT EDX、教育・学習活動への生成AI活用実証事業スタート
 同志社大学と西日本電信電話(NTT西日本)、NTT EDXは2023年11月16日、教育・学習活動への生成AI活用実証事業を連携して実施し、学生や教職員らを対象とした新たな「教えと学び」の仕組みづくりに取り組むと発表した。

学園長が語る働き方と学校づくり…Teacher's[Shift]
 先生の働き方改革を応援するラジオ風YouTube番組「TDXラジオ」は2023年11月13日、Teacher’s [Shift]~新しい学びと先生の働き方改革~第146回の配信を公開した。学校法人湘南学園の住田昌治先生をゲストに迎え、学園長としての働き方や学校づくりへの思いに迫る。

小中高生の8割「ICT授業は楽しい」利用頻度と相関
 学校におけるICT機器を利用した授業について、小中高生の約8割が「楽しい」と回答していることが、ベネッセ教育総合研究所が2023年11月8日に公表した調査結果から明らかとなった。その割合は、成績による有意差はないが、利用頻度が多いほど「楽しい」と感じる傾向にあった。

ベネッセ上場廃止へ…少子化など背景、MBOで再建目指す
 ベネッセホールディングスは2023年11月10日の取締役会において、MBO(マネジメント・バイアウト)の一環として行われる普通株式および米国預託証券に対する公開買付けに賛同の意見を表明した。これにより、公開買付けの結果次第で上場廃止となるという。

文部科学省関連


私大医学部、日大など3校で入学定員増
 文部科学省は2023年11月15日、2024年度(令和6年度)からの私立大学医学部の収容定員の増加に係る学則変更予定一覧を公表した。杏林大学、日本大学、東海大学の3校が定員増となる。

大臣官房会計課の事務補佐員2名募集…文科省
 文部科学省は2023年11月15日、大臣官房会計課の事務補佐員(時間雇用の非常勤職員)の採用について発表した。採用予定人数は2名。採用期間は、2024年2月1日~2024年3月31日。応募締切は12月15日必着。

文科省、大臣官房人事課の事務補佐員1名募集
 文部科学省は2023年11月13日、大臣官房人事課の事務補佐員(非常勤職員、期間業務職員)の採用について発表した。採用人数は1名。採用期間は、2024年1月1日~2024年3月31日。応募締切は、11月27日必着。

イベント関連


約120講演の見逃し配信「オンラインラーニングフォーラム」
 オンライン教育産業協会は、2023年11月10日に閉幕した「オンラインラーニングフォーラム2023」での約120講演の見逃し配信を、11月24日までの期間限定で行う。見逃した講演や、もう一度見たい講演が視聴できる。

東京学芸大、授業実践や基調講演「教育フォーラム」12/3
 東京学芸大学と東京学芸大学・3市連携IT活用コンソーシアムは2023年12月3日、東京学芸大学ICTセンター教育情報化研究チーム、東京学芸大学先端教育人材育成推進機構データ駆動型教育創成ユニットと共催で、「教育フォーラム2023」を開催する。参加費無料。

全国大学実務教育協会「Society5.0に向けた大学の人材育成への期待」12/15
 全国大学実務教育協会は2023年12月15日、設立50周年記念講演会をホテルグランドヒル市ヶ谷にて開催する。当日は、文部科学省の髙見英樹氏と日本経済団体連合会の池田三知子氏、全国大学実務教育協会 代表理事・副会長の清水一彦氏による講演が行われる。

教職員向け実践セミナー「生成AI活用ガイドライン」
 ミカサ商事は2023年11月23日と12月2日、教職員向け生成AI活用セミナー「生成AIの教育利用ステップアップコース~自治体・学校における生成AI活用ガイドライン策定の実践マスター講座~」をオンライン開催する。参加費は、個人2万円、団体5万円(5名まで)。期間限定で動画配信も行う。

横浜4大学、教職員・学生向けフォーラム「大学教育の新たな展望」12/9
 横浜市内4大学(神奈川大学・関東学院大学・横浜国立大学・横浜市立大学)は2023年12月9日、大学教職員・学生などを対象に「ヨコハマFDフォーラム」を開催する。遠隔授業と対面授業の組み合わせの検討を通じて、新たな大学教育モデルの構築を目指すという。

勉強会「AI時代の教育・授業を考える」12/10
 東京財団政策研究所「教職の制度設計を再構築する」プロジェクトと内田洋行 教育総合研究所は2023年12月10日、「AI時代の教育・授業を考える」教師のための勉強会の第3回をハイブリッド開催する。参加費無料。定員30名。締切りは12月7日午後5時。

CASEER「コロナ禍を通した学びの変化」シンポジウム12/24
 東京大学大学院教育学研究科附属学校教育高度化・効果検証センター(CASEER)は2023年12月24日、シンポジウム「コロナ禍を通した主体的・探究的な学びの変化と今-東大附属中等教育学校における新たな取り組みとその効果-」をオンライン開催する。参加無料。定員500名。先着順。申込期限は12月20日。

青森県、指導主事と県外現職教員の交流会…東京1/13
 青森県は2024年1月13日、青森県の教育の現状や他県との違いなどについて語りあう「指導主事と現職教員との交流会」を東京交通会館にて開催する。対象は、県外の小中高校、特別支援学校の現職教員。開催は小中と高校・特別支援学校対象の2回で、定員各回15名。

経産省「Edvation Open Lab」キックオフ11/28
 経済産業省は2023年11月28日、次代のEdTechイノベーター支援プログラム(Edvation Open Lab:EOL)のキックオフセミナーをオンライン開催する。EdTech市場をけん引する起業家の体験談や、2023年度採択イノベーターの紹介ピッチを予定。申込みはWebフォームから受け付ける。

子供も大人もウェルビーイングな学校へ…対面イベント12/3
 School Voice Projectは2023年12月3日、教職員、教育に関心のある人を対象に「子どもも大人も“ウェルビーイング”な学校へ!~新しい視点と仲間に出会う対面イベント~」を東京ドルトン学園にて開催する。会場定員は100名。参加費2,000円。アーカイブ配信あり。

船井総研×Gakken「保育業界時流予測セミナー」12月
 Gakkenは2023年12月12日~20日、 船井総合研究所の協賛のもと、幼稚園・保育所などを対象に「船井総研×Gakken 2024年度版保育業界時流予測セミナー」を開催する。参加費無料。定員は各日100名。申込者には「2024年度版保育業界時流予測レポート」を進呈する。

京都市、教員採用選考試験に向け説明会12/22
 京都市教育委員会は2023年12月22日、教員採用選考試験説明会を京都市総合教育センターにて開催する。試験制度に関する説明や、現職教諭による座談会などを予定している。事前申込制。

英検セミナー「義務教育領域におけるアウトプットの指導と評価」12/24
 日本英語検定協会は2023年12月24日、「英語学習における目標設定とモチベーションの維持・向上~英検リニューアル・新設級導入の意図と背景~」をオンライン開催する。対象は教育委員会や小・中・高等学校、大学、学習塾・英会話学校で英語教育に携わる先生。参加費無料。

東京都「スポーツ界指導者向け研修会」12/1…参加者募集
 東京都は2023年11月13日、スポーツ界における暴力根絶を目指す取組みとして、12月1日に対面とオンラインで開催する「2023年度(令和5年度)第1回指導者向け研修会」の参加者募集を公表した。対面参加定員は先着50名。締切りは11月29日。

熊本県「ペーパーティーチャー講習会」天草会場12/9
 熊本県教育委員会は2023年12月9日、小・中・高・特別支援学校の教員免許保有者(失効・休眠免許も含む)で、県内の学校で働くことに興味のある人を対象に「ペーパーティーチャー講習会」を天草会場にて開催する。締切りは12月5日午後5時。

宮城県の教員採用、2025年度選考に向け説明会12/9
 宮城県は2023年12月9日、2025年度(令和7年度)の教員採用(2024年度に実施)における「宮城県公立学校教員採用説明会」を宮城県庁にて開催する。定員200名の先着順。申込期限は12月8日午後5時。「みやぎ電子申請サービス」より申し込む。

桃鉄&マイクラの教育活用「エデュテイメント祭」12/2
 コナミデジタルエンタテインメントは2023年12月2日、教職員を対象に「エデュテイメント祭り!」をesports銀座studioにて開催する。マイクラや桃鉄の教育活用事例が学べるワークショップのほか、立命館小学校の正頭英和先生による特別講演などを予定している。参加無料。

その他


QSアジア大学ランキング2024…東大14位、学術的対外評価で最高評価
 世界的な高等教育評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds:QS)は2023年11月8日(ロンドン)、QSアジア大学ランキング2024を発表した。総合1位は北京大学。国内トップの東京大学は総合14位で、国際的な学術的対外評価でアジア最高を獲得した。

受験勉強で得たスキルが各所で生きる…東大研究室訪問記<理学部編>
 「東大研究室訪問記」シリーズでは、現役東大生が自身が所属する研究室の先生への取材を通して、あらためて東京大学の魅力を発見していく。今回は、東京大学理学部・准教授の安東正樹先生に話を聞いた(聞き手:東京大学理学部4年生 亀田崚)。

大学生が選んだ就職先人気企業ランキング…商社が上位独占
 ダイヤモンド・ヒューマンリソースは2023年11月14日、2023年夏・2025卒就活前半戦「大学生が選んだ就職先人気企業ランキング」を発表した。商社人気が継続し、文系男子、理系男子、文系女子の3部門で伊藤忠商事がトップを独占した。
《藤本ゆう子》

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