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【EDIX2026】学びはどう変わるのか? 現地で見えた教育テクノロジーの最前線

 2026年5月13日から15日までの3日間にわたって、教育分野における日本最大級の展示会「EDIX(エディックス)東京」が東京ビッグサイト 東展示棟で開催された。会場のようすをレポートする。

イベント 教員
教育の現在地と未来が交差、最前線が集結した会場レポート
  • 教育の現在地と未来が交差、最前線が集結した会場レポート
  • AI添削ツールで広がる、多様な学び(駿台予備学校)
  • 「つなぐ」から「ともに学ぶ」へ、遠隔授業の進化(Neatflame)
  • 校務でのスマホ活用を支える「SKYMENU Mobile」(Sky)
  • “わかる・できる・たのしい”「Surala‑i」へ進化…教育現場のリアルな悩みに寄り添う(すららネット)

 2026年5月13日から15日までの3日間にわたって、教育分野における日本最大級の展示会「EDIX(エディックス)東京」が東京ビッグサイト 東展示棟で開催された。会場のようすを通して、教育の最新動向をレポートする。

 EDIXは、学校・教育機関をはじめ、企業の人事・研修部門など、教育に関わる幅広い人たちを対象とした展示会だ。文部科学省や経済産業省などの後援を受けて開催されている。会場は「業務支援・DX」「学び環境づくり」「教材・コンテンツ」の3つのエリアで構成され、各分野の最新ソリューションが一堂に集まった。

AI添削ツールで広がる、多様な学び(駿台予備学校)

AI添削ツールで広がる、多様な学び(駿台予備学校)

 駿台予備学校のブースは、教材分野に力を入れた展示が目立った。2024年度より掲げる「DIVERSITY of STUDY」をテーマに、教育現場に寄り添う多様な学習システムを紹介。AIスピーキングコーチ「ELSA School」やICT教材「モモスタ」、日本語を母語としない学習者を対象とした「駿台日本語能力判定試験(S-JEP)」などが並んだ。

 中でも注目を集めたのが、新たに提供が始まった英作文AI添削ツール「テンサクさん」だ。英作文の作問から採点、フィードバックまでを一貫して支援し、特許技術により評価のばらつきを抑制。学習者のレベルに応じた的確な指摘と解説を提供する点が特長で、指導現場の負担軽減にもつながるサービスとして関心を集めていた。

「つなぐ」から「ともに学ぶ」へ、遠隔授業の進化(Neatflame)

「つなぐ」から「ともに学ぶ」へ、遠隔授業の進化(Neatflame)

 ノルウェー発のブランドNeatflameのブースでは、遠隔コミュニケーション機器を活用した教室モデルが展示され、教育現場における新たな遠隔授業のあり方を提案していた。教室内の3か所に設置された、360度カメラとマイクを内蔵したスタンド型デバイスは、話者を自動認識して最適な映像へと切り替える。教員が手動で操作する必要がなく、授業進行に集中できる点が特長だ。

 遠隔授業システムは地方の過疎地域や離島を抱える自治体に加え、都市部近郊でも関心が広がっているという。音声の文字起こしや翻訳機能を活用すれば、多様な背景をもつ生徒への対応も可能だ。従来の一方向型の遠隔授業のイメージを刷新し、個別最適かつ協働的な学びを支える基盤として注目を集めていた。

校務の効率化と負担軽減へ、簡単・安心・便利なスマホ活用(Sky)

校務でのスマホ活用を支える「SKYMENU Mobile」(Sky)

 Skyのブースでは、学習活動端末支援Webシステム「SKYMENU Cloud」と、教育現場専用の業務支援アプリ「SKYMENU Mobile」などを中心とした展示が行われ、多くの教育関係者が担当者に熱心に質問する姿が多く見られた。

 「SKYMENU Mobile」は、安心して活用できる校務スマート化支援アプリで、連絡や情報確認を効率化する機能を備える。たとえば、職員室に保護者から連絡が入った際には、その情報をスマートフォンへ通知でき、教員同士の共有や確認がスムーズに行える。また、撮影した写真も簡単かつ安全にストレージへアップロード・共有できる点も特長だ。安全かつ効率的な運用を支える仕組みとして、教員の業務負担軽減と、児童生徒と向き合う時間の創出への寄与が期待される。

“わかる・できる・たのしい”「Surala‑i」へ進化…教育現場のリアルな悩みに寄り添う(すららネット)

“わかる・できる・たのしい”「Surala‑i」へ進化…教育現場のリアルな悩みに寄り添う(すららネット)

 すららネットのブースは、「すららドリル」が「Surala-i(すららアイ)」へ進化することを全面に打ち出したデザインが目を引いた。AI×アダプティブラーニング教材「すらら」をはじめ、探究学習向けICT教材「Surala Satellyzer」、日本語学習ICT教材「すららにほんご」などを展示していたほか、生成AI時代の教育や海外の導入事例などをテーマにしたブース内セミナーも開催されていた。

 また、来場者から寄せられた悩みや課題について尋ねたところ、大学入試の多様化と学力層の広がりに対応するニーズの高まり、探究学習と基礎学力の両立、働き方改革による時間的制約と教員の疲弊、塾や学校における人材不足などがあげられた。


 なお、EDIX大阪2026は、10月13日から15日までの3日間、グランキューブ大阪にて開催される。

《編集部》

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