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日本大学「Google AI Pro for Education」導入 

 日本大学は2026年度より、すべての専任教職員を含む1万ユーザーを対象に、Googleの生成AIアプリケーション教育機関向け有償版「Google AI Pro for Education」を導入した。国内の大学における生成AI有償版の導入としては最大規模となる。

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 日本大学は2026年度より、すべての専任教職員を含む1万ユーザーを対象に、Googleの生成AIアプリケーション教育機関向け有償版「Google AI Pro for Education」を導入した。国内の大学における生成AI有償版の導入としては最大規模となる。

 日本大学は、2022年の「教学DX戦略委員会」発足以来、保有する膨大なデータ資源を最大限に活用し、高精度なデータに根差した教育を展開すべく、教学DXを推進してきた。その基盤として、以前より「Google Workspace for Education Plus」を導入するとともに、BigQueryやLookerなどのGoogle Cloud環境下で教学情報収集・分析基盤(通称:D-CAS)を構築・運用してきた。

 D-CASは、Google環境下に構築した日本大学独自のデータプラットフォームで、学生の学修状況やアセスメントテストに基づく特徴などを可視化し、データに根差した教学改善を支えるシステムである。

 「Google AI Pro for Education」は、Googleが提供する教育機関向けの高度な生成AIサービスだ。入力したプロンプト(指示)やデータがAIのモデル学習に使用されないため、プライバシーとセキュリティが確保されたクローズドな環境で安全にGeminiを利用できる。

 今回の有償版生成AIアプリケーションの導入では、入力したデータがAIの学習に利用されないエンタープライズ水準の強固なデータ保護環境を確保しており、機密性の高いデータも安心・安全に取り扱うことが可能だ。

 教職員の業務が多様化し複雑化する中、日本大学が掲げる「自主創造」を教職員が率先して体現するには「知的創造時間」の確保が不可欠とされている。生成AIを活用することで定型業務を効率化し、また必要に応じて自動化することで、教職員の積極的なイノベーションを推し進める方針だ。

 「Google AI Pro for Education」を全学的なインフラとして位置付けるとともに、ほかのGoogle Cloud環境と連携を行うことにより、世界レベルのデータ駆動型教育へとさらに歩みを進めるとしている。

 日本大学では、2026年4月1日付で「日本大学情報イノベーションセンター」を新設し、これまで進めてきた教学DXの取組みをさらに加速させている。

 「Google AI Pro for Education」についても、導入することがゴールではないとしており、教職員への継続的なセミナー実施により利活用を進めるだけでなく、同大学ならではの広範なナレッジを蓄積し、学内共有にとどまらず広く発信していく予定だ。

《風巻塔子》

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