文部科学省は2025年4月24日、「図書館・学校図書館と地域の連携協働による読書のまちづくり推進事業」の採択先の決定について発表した。区分1(都道府県、都道府県・市区町村広域)に3団体、区分2(市区町村)に5団体を採択した。
「図書館・学校図書館と地域の連携協働による読書のまちづくり推進事業」は、高校生の不読率が高い水準で推移し、地域に根差した子供の読書環境の醸成が急務となっている中、地域の関係機関の連携協働によって読書活動の促進を目指す取組み。地方創生に資する読書を通じたまちづくりのモデル事業を構築する。
2月18日から3月12日まで公募が行われ、区分1(都道府県、都道府県・市区町村広域)に5団体、区分2(市区町村)に6団体が応募。外部有識者で構成する委員会の審査を踏まえ、採択団体を決定した。
区分1に採択されたのは、滋賀県教育委員会、一般財団法人出版文化産業振興財団(東京都)、三重県教育委員会事務局の3団体。区分2には、愛荘町(滋賀県)、宇美町(福岡県)、株式会社遊喜(北海道)、釧路市教育委員会(同)、瀬戸市(愛知県)の5団体を採択した。
今後、採択団体では図書館と学校図書館が中心となって、地域の書店を含むさまざまな関係機関と連携協働して読書活動を促進し、読書を通じたまちづくりのモデル事業に取り組む。