文部科学省は2025年7月25日、2026年度(令和8年度)開設予定の大学の学部等の設置届出(5月分)を公表した。八戸学院大学ら4校の届出が受理された。
公私立の大学の学部・学科の設置、大学院の研究科・専攻の設置および課程の変更にあたっては、学位の種類や分野を変更しない要件に該当すれば、あらかじめ文部科学大臣に届け出ることで、認可を要せずに設置することができる。
5月に届出が受理されたのは、「私立大学の学部の設置」1校、「私立大学の学部の学科の設置」2校、「私立大学の学部等連係課程実施基本組織等の設置」1校の計4校。
私立大学の学部の設置では、八戸学院大学が看護学部看護学科を新設する。入学定員は70人。看護学部の新設にともない、健康医療学部看護学科を2026年4月から学生募集停止とし、定員は従来の80人から10人減となる。
私立大学の学部の学科設置を行うのは、北翔大学と宮城学院女子大学の2校。北翔大学は、生涯スポーツ学部のスポーツ教育学科と健康福祉学科を廃止し、新たに生涯スポーツ学科を新設。入学定員は既存の2学科の合計から変わらず、3年次編入も含めて235人となる。宮城学院女子大学は、学芸学部英文学科を廃止し、同学部に英語文化コミュニケーション学科を新設する。入学定員は変わらず70人。いずれも既存学科1年次の募集は2026年4月より停止される。
また、学部等連係課程実施基本組織等の設置は、日本文理大学の社会デザイン学環が届出を受理された。5月分の設置届出一覧は、文部科学省のWebサイトで確認できる。