長野日本大学学園(以下、長野日大高校)とRePlayceは2025年7月24日、次世代リーダーの育成を目指し、探究的な学びとアントレプレナーシップ教育の充実を図る業務提携協定を締結した。長野県庁会見場で行われた協定締結報告会で、両社の代表が協定書に調印した。
急速な社会変化とグローバル化の進展により、従来の知識詰め込み型教育から、自ら課題を発見し解決する能力や創造性、リーダーシップを育む教育への転換が求められている。長野日大高校は、志願倍率の高い人気校として、探究コースや通信制課程の充実など、時代に即した教育改革に積極的に取り組んできたが、より質の高い探究学習やアントレプレナーシップ教育を提供するためには、専門性の高い教育コンテンツや指導ノウハウが必要とされていた。
そこで、実践型キャリア教育「はたらく部」や、総合型選抜に対応した探究型プログラム「総合型選抜アカデミー」、通信制サポート校「HR高等学院」などの教育サービスを提供するRePlayceと提携することで、生徒ひとりひとりの可能性を最大限に引き出し、未来社会で活躍できる人材育成を目指して連携していくことになった。
新たに開設される「HR高等学院コース」では、従来の教科学習に加え、実践的な探究学習とアントレプレナーシップ教育を組みあわせた独自のカリキュラムを展開し、2026年4月からの開校を目指す。このコースでは、企業課題解決型学習(PBL)の導入やキャリア探究の実施を通じて、生徒が実践的な問題解決能力を身に付けることを目指す。また、継続的な教育の質向上と生徒の成長支援を目的として、教員間の研修・交流プログラムや宿泊型合同研修を実施し、学校間の連携を強化する。
長野日大高校の副理事長・学校長である添谷芳久氏は「RePlayceとの連携により、子供たちの心の中にある思いや考えを具体的な形にし、自信を深めながら『これなら自分もチャレンジできる』と思えるものを提供していきたい」と述べた。
一方、RePlayceの代表取締役CEOである山本将裕氏は「新しいコースの創設を通じて探究的な学びのカリキュラムを充実させ、リーダーシップをもった学生の育成に貢献してまいります」とコメントした。
この業務提携により、生徒が自らの可能性を発見し、社会に貢献できる人材へと成長することを支援していく。また、総合型選抜を体系化した準備プログラムを展開し、生徒ひとりひとりの個性と能力を生かした進路実現を目指す。