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洗足学園音楽大学、TikTokと連携協定…教育プログラム始動

 学校法人洗足学園とTikTok Japanは2025年7月17日、洗足学園音楽大学におけるデジタル技術を活用した音楽表現の創出およびショートムービープラットフォーム「TikTok」を中心とするコンテンツ制作力の育成を目的とした教育プログラムの実施に向けて、包括連携協定を締結した。

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TikTok Japan執行役員公共政策本部長の安永修章氏(左)と学校法人洗足学園法人本部長の前田英三郎氏(右)
  • TikTok Japan執行役員公共政策本部長の安永修章氏(左)と学校法人洗足学園法人本部長の前田英三郎氏(右)

 学校法人洗足学園とTikTok Japanは2025年7月17日、洗足学園音楽大学におけるデジタル技術を活用した音楽表現の創出およびショートムービープラットフォーム「TikTok」を中心とするコンテンツ制作力の育成を目的とした教育プログラムの実施に向けて、包括連携協定を締結した。

 今回の連携協定の目的は、音楽を学ぶ学生がより実践的かつ創造的なスキルを身に付け、現代社会において自らの表現を発信していく力を養うことにある。協定では「TikTok」プラットフォームを活用し、教育とデジタルメディアと在学生の音楽能力の融合を図ることで、音楽とテクノロジーが交差する新たな学びの場を創出する。これはTikTok Japanと大学法人との初のパートナーシップであり、大学生・大学院生を対象とした教育プログラムとして、「TikTok」を活用した教育に向けた挑戦となる。

 連携内容としては、TikTokクリエイターやTikTok Japan講師による特別講義の実施、TikTokを活用した授業・研究活動への支援、学生によるデジタルコンテンツ制作の奨励とサポート、教育・研究成果の発信強化(動画制作支援など)、教職員向けの最新技術研修、キャリア支援イベントへの協力、進学説明会への参画、両者による共同研究および開発プロジェクトの実施、双方の専門性を生かした情報交換と継続的な交流が含まれる。

 7月18日からは、洗足学園音楽大学在学生向けに「TikTok」を活用した大学教育プログラム(セミナーシリーズ)を実施。今後は、TikTokのプラットフォーム上での発信を通じて、学生の個性や創造性が社会に届く環境を構築することを目指す。また、最新の映像技術やコンテンツ分析ノウハウも教育に取り入れ、キャリア育成・メディアリテラシー教育の一環としても連携を拡大予定だとしている。

 洗足学園音楽大学は、学校法人洗足学園が経営する音楽大学であり、音楽学部を設置している国内の大学の中で最大の学生数と最多の19コースを有している。学生たちは自身の関心にあわせてコースやカリキュラムを選択でき、卒業生は多岐にわたる分野で活躍している。

 TikTokは、モバイル向けのショートムービープラットフォームであり、創造性を刺激し、喜びをもたらすことをミッションとしている。TikTokのグローバル本社はロサンゼルスとシンガポールにあり、ニューヨーク、ロンドン、ダブリン、パリ、ベルリン、ドバイ、ジャカルタ、ソウル、東京などの国と地域にグローバルオフィスを構えている。

《吹野准》

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