教育現場で日々奮闘されている先生へ。リシードは、現役の小学校教諭である松下隼司氏による連載「先生の事情とホンネ」を毎月掲載している。
文部科学大臣優秀教職員表彰を受賞した経験をもち、教育書の執筆も手掛ける松下教諭が、日々どのようなことを考えて子供たちと向きあっているのか。授業や教室運営の工夫を紹介するほか、未来を担う子供たちの教育に携わる「教員」という仕事の魅力も発信していく。
第13回のテーマは「教員不足3,827人の正体、私たちが『あの子の家』に行けなくなった理由」。
23年前、放課後のチャイムは「始まり」の合図だった
私が教壇に立ってから、早いもので23年が経ちました。
新任のころの記憶を辿ると、そこには今とはまったく違う「学校の景色」があります。当時の職員室には、経験豊かなベテラン教員がずらりと並び、若手の私を温かく、時に厳しく導いてくれました。
何より今と違ったのは、放課後の「余白」です。







