東京都教育委員会は2025年7月28日、都内公立小学校で体育の授業を行う特別非常勤講師(候補者)の追加募集について発表した。対象は小学校教員免許を有しない人。採用前には指導力養成講座の受講が必要となる。講座の定員は若干名。申込締切は8月4日。
東京都教育委員会では、小学校の体育の授業において、スポーツの分野において優れた実績を有する人との触れあいを通じて、児童の学びがさらに充実するよう、体育の授業の一部を受けもつ意欲のある特別非常勤講師を募集する。
具体的には、スポーツ競技で全国大会や都道府県大会などで活躍した人、優れた競技の指導力を有する人などを想定している。
実際に小学校で授業を行うには「指導力養成講座」を受講する必要があり、受講修了後に特別非常勤講師の候補者名簿へ登載。都教育委員会から区市町村教育委員会(小学校)に紹介される。指導力養成講座は、オンライン講座と集合講座があり、受講料や教材費は無料(交通費などは自己負担)。講座の定員は若干名。
オンライン講座は4~5時間程度、集合講座は4時間×2日間の計8時間。オンライン講座は受講生としての認定後から集合講座受講までの間、集合講座は9月20日および10月12日の予定。なお、追加募集での認定は8月下旬に通知する。
必要な資格は、スポーツの分野において、各競技の都道府県大会またはこれと同等以上の大会に出場し活躍した者、スポーツ指導者として、指導した児童または生徒が、その指導期間中に各競技の都道府県などで活躍をした実績のある者、長年にわたりスポーツ指導者として競技指導の経験がある者など。中学や高校の体育の免許所持者は応募できるが、小学校免許所持者は応募できない。
応募希望者は、申込書などを「公益財団法人東京都教育支援機構 第一事業部 事業支援課 社会の力活用事業担当」まで郵送または電子申込みをする。申込締切は8月4日(当日消印有効・電子申込みは午後5時までにデータを送信する)。詳細は、Webサイトより確認できる。