文部科学省は2025年7月25日、大学・短期大学・高等専門学校の設置等に係る認可の基準の一部を改正する告示案および、国際競争力けん引学部等の認定等に関する規程案に関するパブリック・コメントの実施を発表した。8月24日まで意見を募る。
文部科学省では、優秀な外国人留学生を各大学等がより積極的に受入れられるよう、大学・短期大学・高等専門学校の設置等に係る認可の基準の一部改正および国際競争力けん引学部等の認定等に関する規程の新設を予定している。施行期日は9月上旬(予定)。
特例措置では留学生の収容定員管理において、平均入学定員超過率に係る要件を見直す。対象は、外国人留学生受入れのための国際化の体制が十分に整備されている大学・学部等。入学定員が300人以上の大規模学部の場合の超過上限は、105%から110%に緩和。中規模学部(入学定員100人以上300人未満)は110%から115%へ、小規模学部(入学定員100人以下)は115%から120%へ緩和する。
また、改正後の認可告示において、文部科学大臣は別途定める基準に基づき対象となる大学等の学部等を認定することとしており、国際競争力けん引学部等の認定等に関する規程を新設する。
パブリック・コメントの実施は、8月24日まで。電子政府の総合窓口(e-Gov)の意見提出フォームまたは、郵送・電子メールにて意見を募る。