文部科学省は2025年7月29日、2025年度(令和7年度)学校給食表彰の被表彰者を公表した。優秀な成果をあげたと認められたのは、横浜市立都田西小など全国の小中学校9校のほか、共同調理場5場、個人功労者22名の計36件。表彰は8月5日、茨城県で行われる。
文部科学省では、学校給食の普及と充実を図るため、その実施に関し、優秀な成果をあげた学校および共同調理場を「学校給食優良学校等」として、個人および団体を「学校給食功労者」として毎年表彰。2025年度も都道府県教育委員会から推薦された候補者について、学校給食表彰審査会において審議し、結果に基づき、今回、学校給食表彰の被表彰者を決定した。
優秀な成果をあげたと認められた学校は、宇都宮市立清原北小学校(栃木県)、横浜市立都田西小学校(神奈川県)、松山市立潮見小学校(愛媛県)、中津市立三郷小学校(大分県)、南九州市立高田小学校(鹿児島県)、潮来市立潮来第一中学校(茨城県)、安城市立桜井中学校(愛知県)、半田市立乙川中学校(愛知県)、京都市立京都京北小中学校(京都府)の9校。
共同調理場は、糸魚川市能生学校給食センター(新潟県)、柏崎市中央地区学校給食共同調理場(新潟県)、立山町学校給食センター(富山県)、佐久穂小・中学校給食共同調理場(長野県)、倉敷市立倉敷中央学校給食共同調理場(岡山県)の5場。個人では、栄養教諭20名、主任栄養教諭1名、教頭1名の計22名が学校給食功労者に選ばれた。表彰式は8月5日、茨城県で開催される第2回全国学校給食・栄養教諭等研究協議大会の席上で行われる。
学校給食は、栄養バランスの取れた食事を子供に提供することによって子供の健康の保持増進を図ることに加え、食に関する指導を効果的に進めるための教材として活用することができるなど大きな教育的意義をもつ。2023年5月現在、小学校では1万8,584校(全小学校の99.1%)、中学校では8,990校(91.5%)が学校給食を実施している。