先週(2024年1月29日~2月2日)公開された記事には、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)中間評価、職業人育成「マイスター・ハイスクール普及促進事業」公募、品川区・学用品無償化などのニュースがあった。また、2024年2月5日以降に開催されるイベント7件を紹介する。
教育ICT関連
相模原市、デジタル教科書と学習データの活用に関する共同研究成果を発表
相模原市教育委員会と大日本印刷、光村図書出版などは2024年1月30日、相模原市教育委員会におけるデジタル教科書を活用した共同研究事業の研究成果を発表した。デジタル教科書を活用することで、児童生徒の主体的な活動と対話を行う活動時間の確保に繋がったという。
北海道・安平町立早来学園の「地域拠点」づくりとは【チームラボ株式会社】
「未来の教室」では、民間教育サービス と連携し、学校内の改革を推進してきまし た。2022年には、産業構造審議会の教 育イノベーション小委員会にて、これまで の取組を踏まえた「中間とりまとめ」*を 取りまとめています。
旺文社、被災地域の高校へ「入試正解デジタル for School」無償提供
旺文社は2024年1月29日、復興支援の一環として、能登半島地震の被災地域の高等学校を対象に、大学入試過去問のWebサービス「入試正解デジタル for School」の無償提供を開始した。利用期間は2024年3月31日(申込受付3月24日)まで。
文部科学省関連
文科省「WWLコンソーシアム構築支援事業」公募2/26まで
文部科学省は2024年1月31日、「WWLコンソーシアム構築支援事業」の実施を希望する高校などの管理機関の募集を開始した。海外の連携校などからの外国人留学生と、日本人高校生が一緒に履修する授業を実施するなど、グローバル人材育成強化における調査研究を委託する。
SSH中間評価、洛北と小松高が高評価…文科省
文部科学省は2024年1月30日、2023年度に対象となるスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校25校の中間評価を発表した。6段階中、もっとも高い評価は該当校なし、石川県立小松高校と京都府立洛北高校・附属中学校が2番目に高い評価を得た。
職業人育成「マイスター・ハイスクール普及促進事業」公募…文科省
文部科学省は2024年1月29日、地域における産業界などと専門高校の連携体制構築を通した教育の充実を目指す取組み「マイスター・ハイスクール普及促進事業」の公募を開始した。地方公共団体(拠点とする専門高校、産業界)による共同申請を前提に、3月19日午後5時まで提出書類を受け付ける。
女性管理職は室長級11.0%、課長級14.6%…文科省
文部科学省、スポーツ庁、文化庁は2024年1月29日、2023年度(令和5年度)の管理職への任用状況について公表した。管理職員に占める女性の割合は、室長級が11.0%、課長級が14.6%。課長級は、前年度より5.3ポイント増加した。
Google「災害時の学びを止めないサポートブック」公開
Google for Educationは2024年1月22日、令和6年能登半島地震を受け、災害時の教育現場を支援するため「災害時の学びを止めないサポートブック(暫定版)」を公開した。オンデマンド授業やアンケート、ハザードマップの作成や使い方など、災害時に使えるGoogle for Educationの活用方法を取りまとめている。
教科書の再給与「デジタル教科書」も可…能登半島地震
文部科学省は2024年1月26日、石川・新潟・富山・福井の4県の教育委員会に対し、災害救助法第四条第一項第八号の「学用品」の給与について事務連絡を出した。通学路の断絶等で児童生徒へ紙の教科書が配布できない場合、希望校は学習者用デジタル教科書を提供できる。
イベント関連
北海道発GIGA活用セミナー冬2/22ハイブリッド形式(会場変更)
内田洋行と北海道教育大学は2024年2月22日、学校・教育関係者を対象に第7回「北海道発GIGA活用セミナー“冬”」を対面とオンラインのハイブリッド形式で開催する。参加費無料。申込みは内田洋行のWebサイトより受け付ける。
高校情報科オンライン学習会「データ分析」参加者募集
文部科学省は、2023年度高等学校情報科オンライン学習会の第4回「統計的手法によるデータ分析」を2024年2月5日、第5回「機械学習によるデータ分析」を2月6日に開催する。対象は教育委員会、各学校管理職・担当教師。申込みはWebフォームより受け付けている。
全8テーマの「情報IIオンライン学習会」2月…文科省
文部科学省は2024年2月、全8テーマに及ぶ「情報IIオンライン学習会」を開催する。情報IIを教える教職員をサポートするべく、授業での活用方法などについて専門家による解説講座を届ける。参加無料、要事前申込。学校関係者のほか、情報教育に興味のある人も参加できる。
Google for Education活用ライブセミナー、水曜18時から
ストリートスマートが運営する先生のための総合プラットフォーム「master study(マスタースタディ)」では、毎週水曜日に会員向け「Google for Education活用ライブセミナー」をオンライン開催している。セミナーは会員登録後、申込みが必要。
北海道発GIGA活用セミナー冬2/22ハイブリッド形式(会場変更)
内田洋行と北海道教育大学は2024年2月22日、学校・教育関係者を対象に第7回「北海道発GIGA活用セミナー“冬”」を対面とオンラインのハイブリッド形式で開催する。参加費無料。申込みは内田洋行のWebサイトより受け付ける。
専門学校教員向け「SNSマーケティング指導」2/15
サーティファイWeb利用・技術認定委員会は2024年2月15日、ウイネットと共催で「専門学校教員のためのSNSマーケティング 指導ポイント解説セミナー」をオンラインにて開催する。参加費無料。定員80名。締切りは2月14日。
保育ICTセミナー「無料で使えるICT 操作方法を大公開」2/1・8
保育業界のDXを推進する千は、オンラインセミナー「スムーズに導入できる!無料で使えるICT 操作方法を大公開」を2024年2月1日と8日に開催する。参加費無料。事前申込が必要で、締切は開催日前日。同社が提供する無料の保育ICT「はいチーズ!システム」を実演する。
その他
第37回「英検」研究助成制度募集…4/30まで
日本英語検定協会は2024年2月1日~4月30日の期間、英検研究助成の応募企画を募集する。企画は3つのテーマで募り、各部門30万円以内で助成金を交付する。入賞件数は全部門あわせて15件以内。小中高等で英語教育に携わる教員や、英語教育に関わる研究を専攻する大学院在籍者からの応募を受け付ける。
都立新国際高校の開設へ、2/29まで意見募集…東京都
東京都教育委員会は2024年2月1日、都立新国際高校(仮称)開設に向けて専門家会議が取りまとめた議論内容について、都民からの意見募集を開始した。新国際高校(仮称)が育成すべき生徒像、教育活動の基本的方針、グローバル人材を育成するために必要な取組みなどを示している。意見の募集は2月29日まで。
東京都「こども未来アクション2024」SNS相談事業を開始
東京都は2024年2月1日、子供目線で捉え直した政策の現在地と子供との対話を通じた継続的なバージョンアップの指針「こども未来アクション2024」を公表した。前年度の約7倍となる1万8,000人の子供の要望を盛り込み、子供政策への反映状況についても体系的に見える化した。
品川区、24年度より区立学校の学用品無償化…所得制限なし
東京都品川区は、2024年1月31日に発表した2024年度(令和6年度)品川区当初予算案において、区立学校の学用品の完全無償化を行うと発表した。所得制限なしで、書道用具や絵の具などの補助教材費をすべて区が負担する。物価高騰が続く中で家計の負担を減らし、子育てしやすい環境整備につなげたいねらい。