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文科省「WWLコンソーシアム構築支援事業」公募2/26まで

 文部科学省は2024年1月31日、「WWLコンソーシアム構築支援事業」の実施を希望する高校などの管理機関の募集を開始した。海外の連携校などからの外国人留学生と、日本人高校生が一緒に履修する授業を実施するなど、グローバル人材育成強化における調査研究を委託する。

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 文部科学省は2024年1月31日、「WWLコンソーシアム構築支援事業」の実施を希望する高校などの管理機関の募集を開始した。海外の連携校などからの外国人留学生と、日本人高校生が一緒に履修する授業を実施するなど、グローバル人材育成強化における調査研究を委託する。

 「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」では、将来、世界で活躍できるイノベーティブなグローバル人材を育成するため、高度かつ多様な科目内容を、生徒個人の興味・関心・特性に応じて履修可能とする高校生の学習プログラムの開発と実践を担うものとして実施。将来的に高校生6万人あたり1か所を目安に、各都道府県で高等学校などを拠点校として整備し、すべての高校生がオンライン・オフラインで参加する仕組みをもつことを目指している。

 今回の公募では、これまでのスーパーグローバルハイスクール事業の取組みの実績など、グローバル人材育成に向けた教育資源を活用し、高等学校などの先進的なカリキュラムの研究開発・実践と、持続可能な取組みとするための体制整備をしながら、高等学校などと国内外の大学、企業、国際機関などが協働し、テーマを通じた高校生国際会議の開催など、高校生へ高度な学びを提供する仕組み(ALネットワーク)の形成を目指す取組みを実施。中でも特に重点的に、コロナ禍の影響で限定的となった「海外の連携校などへの短期・長期留学、海外研修」や、「海外の連携校などからの外国人留学生と日本人高校生とが一緒に履修する英語などによる授業、探究活動など」を実施する管理機関を募集する。

 委託先は、公立学校にあっては当該学校を所管する教育委員会または公立大学法人、私立学校にあっては当該学校を設置する学校法人などの管理機関。期間は、原則として3年間とする。事業規模は、1拠点あたり600万円。支援期間終了後の事業継続性確保の観点から、2025年度は500万円程度、2026年度は400万円程度を上限とする予定。

 申請希望調書は2月14日正午必着(提出は任意)、構想計画書などは2月26日正午必着。いずれも提出期限厳守、メールで受け付ける。提出書類は、書類審査(2月下旬~)と合議審査(3月下旬~)を経て、3月下旬に審査結果の通知および採択を行う予定。詳細は文部科学省Webサイトに公開されている公募要領などで確認できる。

◆令和6年度「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業(グローバル人材育成強化事業)」
公募期間:2024年1月31日(水)~2月26日(月)正午必着
※申請希望調書は2月14日正午必着(提出は任意)
対象:【研究開発・実践】国立、公立および私立高等学校、中等教育学校、併設型および連携型中学校・高等学校【事業の申請】管理機関(国立大学法、教育委員会または公立大学法人、私立学校法人など)
事業期間:原則3年間
事業規模:1件あたり600万円程度
採択予定件数:10件
受付方法:メール提出

《木村 薫》

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