日本獣医生命科学大学は2025年4月25日、錦城高等学校と高大連携協定を締結した。同大獣医学部(獣医学科および獣医保健看護学科)が高大連携事業を行うのは今回初めてとなる。
同協定は、錦城高等学校の阿部一郎校長が日本獣医生命科学大学の卒業生(当時は日本獣医畜産大学)であることをきっかけとして、鈴木学長と阿部校長の面談により結ばれたもの。
日本獣医生命科学大学と錦城高等学校は、ともに「社会に貢献する人材の育成」という共通の目的を掲げている。こうした両者が相互に連携することで「教育の充実および発展」を実現できるとの考えから、高大連携協定の締結を決定。4月25日には調印式を執り行った。今後は協定に基づき、さまざまな事業を推進していく。
協定の内容は、「日本獣医生命科学大学による出張講義(体験授業)の提供」「指導方法および教材開発等の取組みに資する活動への協力」「日本獣医生命科学大学の一部授業科目の生徒への提供および単位認定」「日本獣医生命科学大学の施設・研究室等の生徒の見学および指導」「定期的な合同研修会の実施」「情報の交換」。その他日本獣医生命科学大学・錦城高等学校が協議し、同意した事項である。
日本獣医生命科学大学は1881年に日本最初の私立獣医学校として開校し、1949年に「日本獣医畜産大学」を設立、2006年に「日本獣医生命科学大学」へと校名を変更した。現在、「獣医学部」「応用生命科学部」、大学院「獣医生命科学研究科」がある。
錦城高等学校は1963年に開校し、1997年に男子校から共学に移行した。「知性・進取・誠意」を校訓としている。