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女性管理職は室長級11.0%、課長級14.6%…文科省

 文部科学省、スポーツ庁、文化庁は2024年1月29日、2023年度(令和5年度)の管理職への任用状況について公表した。管理職員に占める女性の割合は、室長級が11.0%、課長級が14.6%。課長級は、前年度より5.3ポイント増加した。

教育行政 文部科学省
管理職員数および割合
  • 管理職員数および割合
  • 初めて本府省室長級または課長級の官職に任用された職員数および割合
  • 本府省管理職に初めて任用された職員の採用から当該任用までに要した勤続年数
  • 採用年次、採用試験の種類等にとらわれない人事運用を行った取組例

 文部科学省、スポーツ庁、文化庁は2024年1月29日、2023年度(令和5年度)の管理職への任用状況について公表した。管理職員に占める女性の割合は、室長級が11.0%、課長級が14.6%。課長級は、前年度より5.3ポイント増加した。

 国家公務員法などに基づき、2023年度の管理職への任用状況などを2023年10月1日時点で取りまとめ、公表した。

 管理職員の割合は、室長級がI種試験等55.9%、II種試験等13.4%、III種試験等13.4%、その他17.3%。課長級は、I種試験等87.5%、II種試験等0%、III種試験等4.2%、その他8.3%。

 管理職員に占める女性の割合は、室長級が11.0%、課長級が14.6%。前年度と比較すると、室長級は2.0ポイント下降した一方、課長級は5.3ポイント上昇した。

 本府省管理職に初めて任用された職員の割合は、室長級がI種試験等58.5%、II種試験等26.8%、III種試験等14.6%、その他0%。課長級は、I種試験等84.2%、II種試験等0%、III種試験等10.5%、その他5.3%。

 本府省管理職に初めて任用された職員のうち、女性が占める割合は、室長級が12.2%、課長級が15.8%。本府省管理職に初めて任用されるまでの勤続年数(I種試験等)では、室長級は18年と19年、課長級は24年がもっとも多かった。

 2022年10月2日から2023年10月1日までの1年間、選考によって新たに採用した者のうち、公募手続きを経て採用した者は20人、このうち女性は10人であった。

 採用年次や採用試験の種類などにとらわれない人事運用を行った取組例では、「極めて優れた能力を有すると認められる職員を速やかに承認させた事例」として、スポーツ庁次長(局長級)と研究開発局環境エネルギー課核融合開発室長(課長級)への登用があげられた。採用試験の職種や種類にとらわれない登用では、研究振興局学術研究推進課長にIII種試験から採用した職員の登用例があった。

《奥山直美》

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