東京都教育委員会は2023年10月17日、中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)について、英国の公的な国際文化交流機関「ブリティッシュ・カウンシル」と基本協定を締結し、次期事業者に正式決定したと発表した。2024年1月から3月実施の中学1・2年向けテストから試験運営を担う。
中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)は、英語4技能のうち「話すこと」に関する技能の習得状況の成果と課題を検証するテスト。2022年度より東京都内の公立中学校3年生を対象に実施し、都立高校入試で結果を活用。2023年度からは、都内公立中学校の1・2年生にも実施する。
東京都教育委員会とブリティッシュ・カウンシルは、8月16日に「基本協定その1」、10月16日に「基本協定その2」を締結。中学校英語スピーキングテストの次期事業者に正式決定した。また、テストの名称は、中学1年生対象「ESAT-J YEAR 1(Y1)」、中学2年生対象「ESAT-J YEAR 2(Y2)」と決めた。協定期間は、2023年度から2028年度まで。
ブリティッシュ・カウンシルは、2023年度の中学1年生対象「Y1」、中学2年生対象「Y2」から担当。2024年度からは、全学年の運営を担う。2023年度の中学3年生を対象とした「ESAT-J」は、現協定においてベネッセコーポレーションが実施する。
今後は、12月に「Y1」「Y2」のサンプル問題を公開。2024年1月から3月にかけて「Y1」「Y2」を実施する。また、2024年度の実施に向けて2024年2月に新中学3年生(現中学2年生)を対象とした「ESAT-J」のサンプル問題を公開する。