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コロナ禍の大学、13校の工夫例を紹介…文科省

 文部科学省は2020年12月23日、「コロナ禍の中で学生の理解・納得を得るための大学の工夫例」をWebサイトに公開した。遠隔授業や学生相談、就職支援など、全国13校の国公私立大学の工夫例を写真入りで紹介している。

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コロナ禍の中で学生の理解・納得を得るための大学の工夫例
  • コロナ禍の中で学生の理解・納得を得るための大学の工夫例
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 文部科学省は2020年12月23日、「コロナ禍の中で学生の理解・納得を得るための大学の工夫例」をWebサイトに公開した。遠隔授業や学生相談、就職支援など、全国13校の国公私立大学の工夫例を写真入りで紹介している。

 「コロナ禍の中で学生の理解・納得を得るための大学の工夫例」は、文部科学省が大学の取組内容を聞き取り、作成したもの。芝浦工業大学、聖心女子大学、明治大学、山梨県立大学、国士舘大学、東京工業大学、浜松医科大学、宇都宮大学、関西大学、東北大学、大阪大学、大阪府立大学、山口県立大学の13校の取組みを取り上げている。

 このうち、芝浦工業大学ではオンライン授業の質の向上を図るため、13回の研究会を実施し、現在も継続中。3つの大教室、46班のディスカッション用の小部屋、教員の協働作業用の仕組みをすべてクラウド上に構築して、教員15人と学生500人による大規模オンラインPBL(問題解決型)の授業を実現した。

 明治大学は、国内47都道府県と海外4か国で組織する父母会と心を通わせるため、半年間で30回以上、「父母Zoom懇談会」「就職講演会」「オンライン父母交流会」などのオンラインイベント実施。就職支援として、学生と1対1で実施したオンラインの個別相談は、5月から8,200件にのぼった(12月8日時点)。

 聖心女子大学では、1年生にアンケート調査した結果、約3分の2が「授業を対面形式でも受けられるようにしてほしい」と希望。その一方で、約3分の1の学生は登校の不安などでオンライン授業継続の意向があったことから、双方のニーズに対応する授業運営を実施。4月以降に学生から寄せられた2,000件以上のオンライン相談にもひとつひとつ丁寧に回答したという。
《奥山直美》

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