
保護者からの過剰な苦情・不当要求「学校以外が担う」文科省が改訂案
文部科学省は2025年8月19日、教師を取り巻く環境整備特別部会(第2回)を開催。教師を取り巻く環境整備についての議論の中で、「学校・教師が担う業務に係る3分類」の改訂案を示し、保護者等からの過剰な苦情や不当な要求等への対応については「学校以外が担うべき業務」と位置付けた。

国立教育政策研究所、任期付の情報支援課長1人を募集
文部科学省は2025年8月19日、国立教育政策研究所の任期付職員の募集について発表した。募集職種は文部科学事務官(国立教育政策研究所研究企画開発部情報支援課長)。採用予定数は1人。9月10日(必着)まで応募を受け付ける。

兵庫県立高、後期の再編計画見直し…高校無償化などが影響
兵庫県教育委員会は2025年8月7日、「県立高等学校教育改革第三次実施計画」の後期計画の見直しについて発表した。12校を対象とした再編計画を見直し、公表時期や2028年春の開校予定を延期する見通し。2026年度から拡充される「高校授業料無償化」等の影響を踏まえ、計画を修正する。

子育て分野の生成AI活用、勉強会8/27…こどもDX推進協会
こどもDX推進協会は2025年8月27日、会員および自治体向けに無料オンライン勉強会「こども・子育て分野における生成AIの利活用事例」を開催する。参加費は無料で、事前申込制となっている。

愛媛県の教員採用、後期試験実施要項を公表…申込9/11まで
愛媛県教育委員会は2025年8月18日、2026年度(令和8年度)愛媛県公立学校教員採用選考試験後期選考試験の実施要項を公表した。現職教員や教職経験者を対象とした試験で、試験区分ごとに10月4日または5日に行われる。

障害ある学生は5万5,510人…最多は「精神障害」2万人弱
日本学生支援機構(JASSO)は2025年8月8日、2024年度大学・短期大学・高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査の結果を発表した。2024年5月1日現在の障害学生数は、前年度より2,631人少ない5万5,510人。

大阪府立高校改革、2040年の適正学校数104校と試算
大阪府教育委員会は2025年8月18日、2025年度第1回大阪府総合教育会議を開き、今秋に策定を控える「府立高校改革アクションプラン」の概要版を公表した。適正学校数は少子化を踏まえ、2040年に104校程度と試算。再編整備で府立高校の教育内容の充実を目指す。

定員割れの私立大53.2%、前年度より改善…定員縮小も影響
全国の私立大学594校の53.2%にあたる316校で、2025年度入学者が定員に満たない定員割れとなったことが2025年8月8日、日本私立学校振興・共済事業団の調査で明らかになった。過去最多だった前年度59.2%からは、やや改善がみられた。

青森県の教員採用、1次試験596人通過…2次試験競争率1.9倍
青森県教育委員会は2025年8月8日、2026年度(令和8年度)青森県公立学校教員採用候補者選考試験第一次試験の通過者(合格者)を公表した。第一試験通過者(合格者)は596人。採用見込数315人に対する第二次試験競争率は1.9倍となった。

【高校受験】北海道公立高の再編統合計画…ニセコ国際高校の新設も
北海道教育委員会は毎年、今後3年間の具体的な高校配置計画を示した計画案を公表している。2026年度は芦別など3校を地域連携校とするほか、ニセコ国際高校を新設。2027年度は北見商業などで学級数減、2028年度は釧路商業と釧路明輝の再編統合などを計画している。

大阪市、学校事務の臨時的・任期付職員の登録者募集
大阪市教育委員会は2025年8月14日、2025年度(令和7年度)学校事務職員の臨時的任用職員および任期付職員の登録者募集を発表した。必要書類を提出すると名簿へ登録され、育休や年度途中の退職などで欠員が生じた場合に選考が行われる。

私大の定員数22年ぶり減少…文科相8/15会見
文部科学省のあべ俊子大臣は2025年8月15日の記者会見を行い、全国の私立大学の半数が定員割れと判明した日本私立学校振興・共済事業団調査や、科学研究のベンチマーキング2025の結果について分析・見解を述べた。また広陵高校の甲子園2回戦辞退で、SNSで誹謗中傷が飛び交っているとし懸念を示した。

千葉県教委、非常勤職員(統計調査の補助業務)募集
千葉県教育委員会は2025年8月15日、会計年度任用職員(非常勤職員)の募集を開始した。企画管理部教育政策課における統計調査の補助業務で、任期は10月20日から12月19日。希望者は応募書類を郵送または持参により提出する。なお、募集は2025年8月15日時点の情報であり、応募状況により締切りとなる場合がある。

私立中高の教職員募集情報、教員採用競争率Top10…教育業界ニュースまとめ読み
先週(2025年8月12日~8月15日)公開された記事から、教育業界の動向を振り返る。全国学力テストの調査結果を授業に生かすアイディア例、教員採用競争率Top10、全国47都道府県の私立中学・高校の教職員募集情報などのニュースがあった。また、8月18日以降に開催されるイベントを3件紹介する。

【相談対応Q&A】紙の宿題に戻してほしい
学校に寄せられる相談「紙の宿題に戻してほしい」について、クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、対応する際のポイントを聞いた。

新潟県立高校等再編整備計画、統廃合のほか医・国際系コース新設も
新潟県教育委員会は2025年3月に策定した新しい「県立高校の将来構想」にて、2034年度の学校数は2025年度比22校減の64校と見込みを発表。この構想に基づき策定された「県立高校等再編整備計画」では2025年度から2029年の4年間で全日制の学校数は全日制で3校減、定時制で1校減の合わせて4校減としている。