東京都は2025年3月28日、新たな「東京都教育施策大綱」の策定について発表した。東京型教育モデルをバージョンアップし、デジタルとリアルを融合した学習者中心の「新たな教育のスタイル」を都立高校から展開するなど、東京の目指す教育や優先的に取り組む事項などを示している。
東京都教育施策大綱は、東京都の教育施策の根本方針となるもの。2月12日から3月14日まで、大綱案に都民から意見を募集したうえで、知事と教育委員会との協議を経て策定した。
大綱は、「2050年代の東京の姿」「未来の東京に生きる子供の姿」「東京の目指す教育」「特に重要で優先的に取り組む事項」の4章で構成している。
東京の目指す教育として「誰一人取り残さず、すべての子供が将来への希望をもって自ら伸び、育つ教育」と記載。実現に向けては「子供の意欲を引き出す学び」「社会全体の力を生かした学び」「ICTの活用による学び」をあげ、この3つの学びを有機的に連携させ、次世代の学びの基盤を作るプロジェクト「LPX(Learning Platform Transformation)」により、東京型教育モデルをバージョンアップした「新たな教育のスタイル」に変革するとしている。
特に重要で優先的に取り組む事項にあげたのは「『新たな教育のスタイル』を都立高校から展開」「デジタルを活用した学び方の転換」「世界を舞台に活躍できる人材の育成」「ひとりひとりの子供の状況に応じたきめ細かな教育の充実」「インクルーシブな教育の推進」「子供たちの学びを支える教職員・学校の力の強化」の6点。各事項のポイントや施策例も盛り込んでいる。
新たな「東京都教育施策大綱」は、東京都や東京都教育委員会のWebサイトなどで公開。参考資料として、東京都教育施策大綱(案)に対する都民への意見募集の結果も掲載している。