東京都教育委員会は2025年7月31日、2026年度（令和8年度）都立小学校・中学校等の使用教科書の採択結果について、都立小学校の「家庭」で新たに東書を採択したと発表した。そのほかの教科については、法令に基づき2027年度または2028年度まで、引き続き2025年度と同一のものを使用する。
今回の教科書の採択は、地方教育行政の組織および運営に関する法律第21条第6号に基づいて実施したもの。2026年度に都立小学校、都立中学校および都立中等教育学校（前期課程）並びに都立特別支援学校（小学部・中学部）において使用する教科書を採択した。
都立小学校用教科書の「家庭」について、新たに東書の採択が決定。2023年度に採択を行った都立小学校の家庭科を除く教科・種目の教科書については、法令に基づき、2024年度から2027年度まで同一の教科書を使用することになっているため、2025年度使用教科書と同一の教科書を採択した。
2024年度に採択を行った都立中学校および都立中等教育学校（前期課程）用教科書については、法令に基づき、2025年度から2028年度まで同一の教科書を継続することになっているため、2025年度使用教科書と変更なしとした。
また、都立特別支援学校（小学部・中学部）では、文部科学省検定済教科書について、小学部で2023年度、中学部で2024年度に採択を行ったものは、引き続き2025年度使用教科書と同一の教科書を採択。文部科学省著作教科書では、「特別支援学校用（小・中学部）教科書目録」（2025年4月文部科学省）に登載されているすべての教科書を採択したほか、学校教育法附則第9条第1項の規定による教科書（一般図書）では、点字版一般図書、拡大版一般図書および「2026年度使用特別支援教育教科書調査研究資料」に掲載しているすべての一般図書を継続使用するとした。
