文部科学省は、2025年度補正予算事業「AIの活用による英語教育強化事業」の事務局となる事業者の公募を開始した。これに伴い、事業の実施主体となる自治体等に向けた説明会を2025年2月12日にオンラインで開催する。説明会は自治体等向けであり、事務局となる事業者向けの公募説明会ではない。
この事業は、AIを活用して英語教育を強化することを目的としている。生徒の英語力は向上傾向にあるものの、社会の期待とは依然として大きな乖離がある。英語を使う機会の少なさや学ぶ動機付けの弱さが長年の課題とされている。生成AIの効果的な活用により、練習量の増加や動機付けの強化が期待されている。
説明会への参加を希望する団体は、指定のWeb受付フォームで参加登録を行う必要がある。参加者は1団体あたり1アカウントまでとされている。都道府県(私学担当含む)、市区町村、国立大学法人、公立大学法人に対しては別途連絡があるため、フォームへの登録は不要である。学校法人に対しても都道府県私学担当課から別途連絡がある。
自治体等の公募概要としては、都道府県・市区町村教育委員会、学校法人、国立大学法人、公立大学法人、民間企業等が対象となる。採択件数は27か所程度で、契約期間は2025年度中を予定している。契約金額は1か所あたり1,500万円程度である。
事務局の公募概要としては、同事業を実施することが適当と考えられる法人格を有する団体が対象で、採択件数は1か所。契約期間は契約締結日から2026年3月31日までを予定し、契約金額は6億2,000万円程度である。
AIの活用による英語教育強化事業は、「経済財政運営と改革の基本方針2024」に基づき、AIの活用等による英語教育や国際交流の強化を含む教育の国際化を進めることを目指している。これにより、グローバル人材の育成を抜本的に強化することが期待されている。
◆AIの活用による英語教育強化事業 自治体等向け説明会
日時:2025年2月12日(水)16:00~
会場:オンライン開催
対象:自治体等
締切:2025年2月12日(水)10:00
参加費:無料
申込方法:Web受付フォームから申し込む