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マイクロソフト、教育機関向け「Learning Accelerators」発表

 米マイクロソフトは現地時間2023年2月9日、教育関係者向け年次イベントにおいて、教科を横断して児童生徒の学習の進捗や学習内容のレビュー・分析を効率化するための新ツール「Learning Accelerators」を発表した。

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 米マイクロソフトは現地時間2023年2月9日、教育関係者向け年次イベントにおいて、教科を横断して児童生徒の学習の進捗や学習内容のレビュー・分析を効率化するための新ツール「Learning Accelerators」を発表した。

 Learning Acceleratorsには、CoachツールとProgressツールが含まれる。Coachツールは、生徒にリアルタイムの指導と自己学習の機会を提供。Progressツールは、教師が課題をパーソナライズし、有効なインサイトに基づいたフィードバックや指導を行えるように設計されている。

 新たに、英語の音読練習ツール「Reading Progress」と「Reading Coach」もカテゴリーに加わり、教師はReading Progressで生徒に理解度を評価する問題を出せるようになる。2023年後半には理解度チェックテストの追加も予定。さらに、読み上げ機能や翻訳機能、ハイライト表示等でテキストの読解に役立つImmersive ReaderにもReading Coachを提供する予定だという。

 また、情報リテラシースキルを獲得できるツール「Search Progress」「Search Coach」、生徒のスピーキングやプレゼンテーションのスキルを向上するためのツール「Speaker Progress」「Speaker Coach」、数学の習熟度とリテラシーを強化できるツール「Math Progress」「Math Coach」の提供を発表。Math ProgressとMath Coach、Speaker Progressのプレビュー版は2023年~2024年度内に利用できる予定。

 その他、Windows11の複数機能のアップデートを発表。2023年3月末には、Windows 11 Pro Educationにシンプルサインイン機能が追加され、生徒はGoogle等のサードパーティのIDでWindowsのデバイスに簡単にサインインできるようになるという。あわせて、有償版のアクティビティデータ管理ツール「Education Insights Premium」を、Microsoft 365 Educationのすべてのバージョンで提供することを発表した。

《川端珠紀》

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