教育業界ニュース

文科省概算要求、教員定数・処遇改善など1兆6,504億円

 文部科学省は2025年8月29日、2026年度(令和8年度)予算の概算要求を発表した。一般会計総額は前年度比10%増の6兆599億円。GIGAスクール端末の更新など学校DXに169億円など、前年度を大きく上回る予算を盛り込んだ。

教育行政 文部科学省
令和8年度文部科学省概算要求額
  • 令和8年度文部科学省概算要求額
  • 新たな定数改善計画
  • 校務DX等加速化事業
  • GIGAスクール構想の推進~1人1台端末の着実な更新
  • 公立学校施設の整備
  • 国立大学・高専等施設の整備
  • 世界最高水準の大型研究施設の整備・利活用

 文部科学省は2025年8月29日、2026年度(令和8年度)予算の概算要求を発表した。一般会計総額は前年度比10%増の6兆599億円。GIGAスクール端末の更新など学校DXに169億円、新しい時代の学び実現に向けた学校施設等の整備に計3,188億円など、前年度を大きく上回る予算を盛り込んだ。

 2026年度の文部科学省概算要求額は、一般会計総額が前年度(2025年度)比10%増の6兆599億円。このうち、文教関係予算は4兆5,083億円で、中学校35人学級の実現や小学校教科担任制の推進、教師の処遇改善などに1兆6,504億円の予算を充てる。

 教員の定数は、2026年度から段階的に進める中学校35人学級の実現で5,800人増、小学校教科担任制の推進で990人増、いじめ・不登校対応等の体制整備で1,897人増など、新たな定数改善を計画。2026年度は計9,214人の定数増を要望しており、2026年度~2028年度間の改善総数は2万9,621人増を見込む。

 教師の処遇改善は前年度比161億円増の予算を配分。2026年4月に創設する新たな職種「主務教諭」には、月額6,000円程度を支給する。また2026年4月から部活動指導手当ての見直し、2027年1月から教職調整額を5%から6%に引き上げを予定している。

 文教関係予算のうち予算配分が大幅に増えた項目は、1人1台端末の更新や校務DXなど169億円(前年度8億円)。また学校施設等の整備予算も大幅に増やし、公立学校2,066億円(前年度691億円)、国立大学・高専等771億円(前年度364億円)、私立学校351億円(前年度91億円)を充てる。

 新規で予算配分を設けた項目は、地域大学の振興25億円、学部再編等による成長分野への転換9億円など。また働き方改革を進めるうえで有効となる校務DX等加速化事業には3億円を盛り込み、教員の処遇改善を進める。

 科学技術関係の予算は1兆1,850億円。AIや量子技術など重点分野の研究開発や、世界最高水準の大型研究施設の整備など、国際社会と伍するイノベーションを加速させる。

《川端珠紀》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top