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【大学受験2027】愛媛大教育学部、地域教員希望枠入試を導入

 愛媛大学は2025年7月29日、2027年度愛媛大学教育学部入学者選抜における「地域教員希望枠入試の導入」について記者説明会を開催した。一般選抜(後期)を廃止し、総合型選抜I(地域教員希望枠)教育発達実践コース(特別支援教育サブコース、小学校教育サブコース)、初等中等教科コースを新設する。

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記者説明会のようす(左から川本高校教育課長、日野教育学部長、仁科学長、八尋理事・副学長)
  • 記者説明会のようす(左から川本高校教育課長、日野教育学部長、仁科学長、八尋理事・副学長)
  • 2027年度愛媛大学入学者選抜(教育学部)のおもな変更点
  • 2027年度愛媛大学入学者選抜(教育学部)のおもな変更点
  • 2027年度愛媛大学入学者選抜(教育学部)のおもな変更点

 愛媛大学は2025年7月29日、2027年度愛媛大学教育学部入学者選抜における「地域教員希望枠入試の導入」について記者説明会を開催した。一般選抜(後期)を廃止し、総合型選抜I(地域教員希望枠)教育発達実践コース(特別支援教育サブコース、小学校教育サブコース)、初等中等教科コースを新設する。

 愛媛大学教育学部では、2027年度の入学者選抜におけるおもな変更点として「地域教員希望枠入試」が導入される。学校教育教員養成課程において、一般選抜(後期日程)を廃止、総合型選抜I(地域教員希望枠)として「教育発達実践コース(特別支援教育サブコース、小学校教育サブコース)」「初等中等教科コース」を新設する。

 出願要件は、高等学校(中等教育学校含む)を卒業または2027年3月卒業見込みで、全体の評定平均が3.5以上、合格した場合は入学を確約できる、人口減少が著しい地域での地域創生に関わる教育活動やボランティアに参加した経歴がある、卒業後に愛媛県で教職に就き、特に人口減少が著しい地域において地域創生に貢献する強い意志を有するなど。

 個別学力検査などの出題教科や科目は、面接と出願書類(調査書、活動報告書、志望理由書)。出願書類は点数化され、活動報告書には、人口減少が著しい地域において地域創生に関わる活動やボランティアの経歴を記載し、履修証明書などを提出する。配点は、面接と出願書類各150点、合計300点。

 さらに、総合型選抜I(地域教員希望枠)に合格し入学した場合は、「地域創生プログラム」の受講が必須となる。児童生徒、学校教員、学部生、大学院生、実務家教員などの多様な関係者が学びあうプログラムで、目的や概要は後日、愛媛大学教育学部のWebサイトに掲載される。

 なお、内容は2025年7月現在のもので、今後さらに変更される可能性がある。詳細は、2026年6月中旬に公表予定の入学者選抜要項や、2026年6月下旬以降に順次公表予定の学生募集要項で確認できる。教育学部以外の学部における2026年度入学者選抜からのおもな変更点については、2025年11月以降に公表予定。

《宮内みりる》

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